PHPスクリプトをHTMLに組み込むには、PHPスクリプトを<?PGPと>からなるタグの中にPHPスクリプトを置きます。そしてファイルの拡張子は.htmlや.htmではなく.phpで保存します。
PHPでは定数を定義することもできます。定数の定義にはdefine関数を使います。
define( "name", "value" );
PHPでは変数に値を代入することで(最初に代入されたとき)変数が生成されます。変数名の最初に数字を使うことはできません。変数は変数名の先頭に「$」を付けることによって、それが変数であることを示します。
$var_name
変数の型は、変数に最初に代入される値によって決まるようです。変数への値の代入には、C/C++などの他の言語と同じように = 演算子が用いられます。
PHPでは以下のようなデータ型を扱うことができます。
ブール型 | ブール型変はtrue(真)またはfalse(偽)の値を持つことができます。数値のゼロはfalseとして扱われます。 |
整数型 | PHPでは-2,147,483,645から2,147,483,645までの範囲の整数を扱うことができます。 |
浮動小数点数型 | |
文字列型 | 文字列はシングルクォーテーション「'」、またはダブルクォーテーション「"」で囲んで表記します。PHPでは扱える文字数に制限が無いようです。文字列型では英数字の他に日本語も扱うことができます。 |
PHPのif文はC/C++に似ています。C/C++のelse ifはPHPではelseifを使うことも、C/C++と同じようにelse ifを使うこともできます。
if ( 条件1 ) { 条件1が真の時に実行されるスクリプト } elseif ( 条件2 ) { 条件1が偽で条件2が真の時に実行されるスクリプト } else { 条件1も条件2も儀の時に実行されるスクリプト }
C/C++と同じようにelseif, else節は省略することができます。elseif節は複数書くことができます。
PHPのwhile文はC/C++に似ています。
while ( 条件 ) { 条件が真の時に実行されるスクリプト }
C/C++と同じように条件が真ならブロックの中のスクリプトを実行し、再び条件を評価するという処理を条件が偽になるまで繰り返します。
contine文を使うと、ループ内の以降の処理をスキップしてループの先頭に移動します。
break文を使うと、ループを強制的に抜けることができます。
+ | 加算 |
- | 減算 |
* | 乗算 |
/ | 除算 |
% | 剰余 |
== | 等しい |
< | 小さい |
> | 大きい |
<= | 以下 |
>= | 以上 |
!= | 等しくない |
<> | 等しくない |
= | 代入 |
+= | 加算代入 |
-= | 減算代入 |
.= | 連結代入 |
++ | インクリメント |
-- | デクリメント |
論理積 | |
|| | 論理和 |
and | 論理積(&&と等価) |
or | 論理和(||と等価) |
xor | 排他的論理和 |
! | 論理否定 |
結合代入演算子「.=」は、左辺の文字列に右辺の文字列を追加します。
結合演算子「.」は、左辺の文字列に右辺の文字列を返します。
printを使って文字列を出力することができます。この文字列には<br>のようなHTMLのタグを含めることができるようです。 PHPにはprintの他にechoを使って文字列を出力する方法もあります。echoは複数の文字列を出力することができますが、printは1つの文字列しか出力できません。
print string;
echoはprintと違って複数の文字列を出力することができます。
echo string [, string ...];
str_replace関数を使って文字列を置換することができます。
string_out = str_replace ( old_token, new_token, string_in );
str_replaceはstring_inの文字列old_tokenをnew_tokenに置き換えて、出力を関数値として返します。以下はダブルクォーテーションをエスケープするための「\」を除去する例です。
$string = str_replace ( "\\\"", "\"", $string );
HTMLのTEXTフォームで入力した値は、通常はSUBMITでPHPに送ったあとクリアされてしまいますが、以下のようにFORMのVALUE属性の初期値をPHPで設定すれ
<form action="regist.php" method="post" > <input type="text" name="id" size="3" value="<?= $_POST['id'] ?>" > .. <input type="submit" value="登録"> </form>
URLの引数を使って、PHPファイルにパラメータを渡すことができます。
<a href=\"http://localhost/MySite/sqltest/edit2.php?id=1234& name=edit">外部のPHPへのリンク</a>
リンク先のPHPは、これを以下のように受け取ります。
<?php // URLの引数で渡されたパラメータ if( isset( $_GET[ 'id' ] ) ) { print( "$id
\n" ); } if( isset( $_GET[ 'name' ] ) ) { print( "$name
\n" ); } ...
呼び出し側でURL引数で指定したidとnameの値が、呼び出されたPHPで表示されるはずです。
PHPから別のURLにジャンプさせる方法に、header関数を使う方法がありますが、header関数は<head>タグ内に置かなければならず、少し使いにくいこともあります。これに比べて、以下の方法は任意の場所に置かれたPHPスクリプトから実行できる点が便利です。
echo( "<META HTTP-EQUIV=Refresh CONTENT=0; URL='http://localhost/MySite/sqltest/edit.php'>\n" );