「Still Image Capture Device」クラスでは、①コントロールパイプ、②バルクOUTパイプ、③バルクOUTパイプ、④割り込みパイプの4つのパイプを必要とします。
コントロールパイプ(デフォルトパイプ)は、他のUSBデバイスクラス同様に、USB接続直後のコンフィグレーションで用いられ、USB接続を「Still Image Capture Device」クラスのために使えるようにします。
バルクOUTパイプは、イニシエーター(PCやプリンタ)からレスポンダー(カメラなどのPTPデバイス)へのデータ転送に用いられ、①オペレーションの要求、②ファイルや設定値などのデバイスへの書き込みデータが転送されます。
バルクINパイプは、レスポンダーからイニシエーターへのデータ転送に用いられ、①オペレーションの結果通知(レスポンスコード)、②ファイル、設定値、デバイスの状態などのデバイスからの読み込みデータなどが転送されます。
割り込みパイプはカードメディアが追加されたなど、イニシエーターのシーケンスに対して非同期に発生するイベントをレスポンダからイニシエータに通知するために用いられます。