wiredFish トップ ⧫ 鹿児島県の釣り場 ⧫ 蔵之元港の釣り
| レベル | ファミリー・ビギナー向け 〜 中上級者まで幅広く対応 |
|---|---|
| 安全性 | フラットな護岸・堤防(足場良好 / テトラなし、一部低柵あり) |
| 主な釣法 | サビキ釣り、遠投カゴ釣り、ウキフカセ釣り、エギング |
| 主な狙い魚 | アジ(アジ子・大アジ)、チヌ、オキフエフキ、アオリイカ |
| 設備 |
トイレ:フェリーの航送車両待機レーンの横にトイレあり 常夜灯:あり(西側の船溜まりの岸壁) |
| 駐車場 | 港内岸壁に駐車スペースあり |
| 周辺施設 |
釣具店:長島町内(車で約15〜20分圏内に数店舗あり)※釣行前の事前準備を推奨 コンビニ:ファミリーマート 指江店(約4.9km 車で約6分) |
蔵之元港のチヌ狙いは、外海が荒れている日でも竿を出しやすい港内の穏やかなエリアが舞台となります。
アジやルアーフィッシングほど目立つターゲットではありませんが、港内をじっくり攻めたいフカセ師や団子釣り師にとっては選択肢のひとつとなる魚種です。
メインの釣り場となるのは港内の短波止(短堤防)エリアです。足場がフラットで広く、のんびりとウキフカセ釣りや紀州釣り(団子釣り)で底付近をじっくり攻めるのに適した環境が整っています。
春(乗っ込み期)
産卵を控えた大型のチヌが浅場を意識する季節です。日中は警戒心が高く姿を見せにくいですが、マズメ時や夜釣りなどのタイミングが合えば大型の期待が高まります。
夏〜秋(高水温期)
小型から中型を中心に活性が上がる季節です。エサ取りの猛攻をかわしながら、ボトム(底)付近へいかに付けエサを届けるかが鍵となります。
💡 釣行後の楽しみ!オキフエフキの美味しい食べ方レシピ3選
蔵之元港で釣れる20cm前後のオキフエフキは、上品でクセのないきれいな白身が特徴の非常に美味しい魚です。せっかく持ち帰るなら、フエフキダイ科ならではの旨味を最大限に引き出す以下の3つのレシピがおすすめです。
まずは手軽で定番の「塩焼き」です。ウロコと内臓を取り、皮目に切れ込みを入れて強めに塩を振ります。20分ほど置いて浮き出た水分を拭き取ってからじっくり焼き上げれば、身離れの良さとほのかな甘みが口いっぱいに広がります。また、小型の個体や三枚におろした後の骨(あら)は「唐揚げ」に仕立てるのがファミリー向けです。醤油・ニンニク・生姜で下味をつけてじっくり二度揚げにすれば、骨までサクサク食べられる絶品のおつまみに変身します。
さらに、三枚におろした身を洋風にするなら「バター焼き(ムニエル)」が絶品です。塩コショウを振り、小麦粉を薄くまぶした身をフライパンのバターで皮目からパリッと焼き上げます。仕上げに醤油を少し垂らした「焦がしバター醤油」は、淡泊な白身に濃厚なコクが加わり箸が止まらなくなります。
⚠️ 美味しく食べるための重要なワンポイント
オキフエフキをはじめとするフエフキダイの仲間を料理する上で、絶対に知っておくべき重要な注意点があります。それは、この魚種が「内臓の匂いが身に移りやすい」という強い性質を持っていることです。
どれだけ新鮮な状態で釣り上げても、そのまま放置したりクーラーボックスの中で潰れたりしてしまうと、内臓の臭みが一気に白身へ回ってしまい、本来の美味しさが台無しになってしまいます。釣れたら現地ですぐに氷水でしっかりと冷やし込み(野締め)を行い、自宅に持ち帰ったら何よりも優先してできるだけ早く内臓を取り出すこと。このひと手間を徹底することこそが、臭みを一切残さずに極上の白身を味わうための最大の隠し味になります。
蔵之元港では、長島北部エリアにおける定番のルアーターゲットとしてアオリイカ(現地名:ミズイカ)を狙うことができます。
九州屈指の激流帯である「長島海峡」に面していながら、港内は山に囲まれた穏やかなワンド(湾)になっているため、外海の荒れや強い流れを避けて入ってきたイカを落ち着いて狙えるのが特徴です。
メインの釣り場は、フェリー発着場周辺の足場の良い岸壁や堤防となります。外海の本流が激しく流れている時間帯でも、港内は潮が適度に緩むためエギのコントロールがしやすく、初心者でもボトム(海底)を取りやすい快適な環境が整っています。水中にある海底のかけ上がり(ブレイク)周辺が主な居着きスポットです。
産卵を控えた大型の親イカが沿岸の穏やかな藻場や障壁を意識する季節です。外洋の回遊ルートから一歩港内へ入ってきた1kg〜2kgクラスの大型を狙えるチャンスがあり、タイミングが合えば一発大物の期待が高まります。年による釣果のムラはあるものの、長島北部の定番スポットです。
「新子(しんこ)」と呼ばれる小型〜中型アオリイカの数釣りが楽しめるシーズンです。港内の穏やかなシャロー(浅場)エリアにも積極的に居着くため、エギング初心者でも最もキャッチしやすいおすすめの時期となります。
港内自体は非常に穏やかで釣りやすい反面、外海の本流がどちらに向かって流れているかによって、港内へのベイト(小魚)の入り方が変わります。基本的には標準的な3.5号前後のエギで十分に底が取れますが、フェリー航路に近いエリアなど、外海の影響を少し受けて同調しにくいタイミングでは、キャスト後の糸ふけ(糸の弛み)をこまめに回収して、エギを綺麗にフォールさせることを意識しましょう。
💡 エギング雑学コラム:激流の隣にあるオアシス!蔵之元港がイカの「一級の休憩所」になる理由
エギングファンの間で長島北部が注目されるのは、天草との間を走る「長島海峡」の存在があるからです。しかし、だからといって「激流の中でエギを投げる」わけではありません。実は、蔵之元港の本当の強みは、その激流のすぐ真横にある「驚くほど穏やかなワンド地形」にあります。
本流である長島海峡は、時間帯によっては川のように凄まじい勢いで潮が流れます。そんな過酷な外海を泳ぎ回るアオリイカや、エサとなるアジ・イワシなどの小魚たちにとって、周囲を山に囲まれてピタッと潮が落ち着く蔵之元港の内側は、まさに「過酷な大移動の途中に立ち寄るオアシス(休憩所)」のような役割を果たしているのです。
この地形的メリットは、釣り人側にとっても絶大な恩恵をもたらします。外海の本流エリアでは重いシンカーを足さなければ底すら取れないような大潮の日であっても、蔵之元港の港内に入れば、普段使い慣れている標準的な3.5号のエギ(ノーマルタイプ)のまま、じっくりとボトム(海底)を攻めることが可能です。
激流に翻弄されることなく、自分の意図した通りのフォール姿勢やシャクリのアクションを演出できるため、イカに余計な違和感を与えません。外海の圧倒的な魚影の濃さという恩恵を受けつつ、港内ワンドならではの「釣りのしやすさ」を両立していることこそが、蔵之元港がエギングスポットとして根強く支持されている本当の理由なのです。
💡 行く前にチェック!蔵之元港へ向かうための「釣具店・コンビニ」完全ルートガイド
蔵之元港は長島の最北端に位置する最奥のポイントです。現地に着いてから「エサが足りない」「お弁当を買い忘れた」となると、最寄りの集落まで片道数キロのタイムロスが発生してしまいます。そのため、釣行前のルート上で完璧に準備を整えておくのがスマートな遠征の鉄則です。
まず、蔵之元港から一番近いオアシスとなるのが、車で約6分(約4.9km)南下した国道389号線沿いの「指江(さしえ)」エリアです。ここには24時間営業の「ファミリーマート ながしま指江店」と、島内最大の品揃えを誇る「ショッピングプラザたけだ(竹田釣具店・朝6時営業)」が隣接しています。日中の食料調達や、仕掛け・エサのちょっとした補充であれば、この指江エリアですべてカバーできます。また、役場のある鷹巣(たかす)エリアまで行けば、地元の貴重なエサ・釣具店である「畠中商店」も利用可能です。
ただし、夜釣り用の生き餌(青虫・石ゴカイなど)や、遠投カゴ釣り用の冷凍アミエビ・オキアミを「大量かつ確実に」仕入れたいベテラン遠征組は、長島(黒之瀬戸大橋)に渡る手前の阿久根市内で本仕入れを終わらせています。
最も定番なのは、国道3号線から長島方面(国道389号線)へ分岐する手前にある「青木釣具店(阿久根市折口)」です。ここは生き餌の管理状態が非常に良く、地域特有の仕掛けの品揃えも抜群な大型店のため、ここで完璧な装備を整えてから島へエントリーするのが最も安心な王道ルートとなります。なお、島内にはローソンは一店舗もありませんので、ローソン限定の決済や買い出しを行いたい場合も、阿久根市内(大橋の手前)で済ませておきましょう。
💡 遠征の裏技コラム:天草と長島を30分で直結!「三和フェリー」がガチ勢に重宝される理由
熊本県の天草(牛深)エリアと、鹿児島県の長島エリアは、どちらも九州屈指の魚影を誇る超人気釣り場です。この2つの聖地をまたにかける遠征アングラーにとって、蔵之元港を発着する「三和フェリー」は、単なる移動手段を超えた最強の攻略ツールとして深く認知されています。
最大のメリットは、車やバイクごと乗船して「わずか30分で海を渡れる圧倒的なショートカット性能」にあります。もしこれらを陸路(車)だけで移動しようとすると、水俣や八代といった沿岸部を大回りすることになり、3時間以上の長距離運転を強いられます。フェリーを利用すれば、ガソリン代や運転の疲労を極限まで抑えつつ、最短ルートで次のポイントへエントリーできるのです。
これにより、「朝マズメは天草の地磯で勝負し、日中の釣果が落ちるタイミングでフェリーに乗って仮眠・休憩を取り、夕マズメは長島のポイントで再び竿を出す」という、県境をまたいだ贅沢な1日2回マズメ攻略プランが驚くほど手軽に実現します。
さらに面白いのが、フェリーを下船した目の前にある「蔵之元港」そのものが、アジやチヌ、アオリイカを狙える穏やかで実績のある釣り場だという点です。天草側から渡ってきた遠征組が、移動の手間なく「まずはここで小手調べ」とそのまま岸壁にエントリーするケースも多く、まさに遠征アングラーのオアシスとして機能しています。