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💡 釣り雑学コラム:のどかな港の意外な過去!海運で栄えた「知覧四浦」と松ヶ浦港

現在は非常にのどかで静かな佇まいを見せる松ヶ浦港。実は江戸時代から明治にかけて、お隣の頴娃町との境にある「門之浦(かどのうら)」や塩屋周辺の港と合わせて「知覧四浦(ちらんよんぷ)」と呼ばれ、薩摩半島の海運界を牛耳るほどの繁栄を誇った巨大な海の玄関口でした。

当時は大型の運搬船が激しく往来し、多くの物資や商人たちで街は大賑わい。ちなみに、かつて隣の門之浦は戦国時代に「海賊の根拠地」だったという驚きの歴史も残されています。松ヶ浦港の近くには、幕末に外国船の侵入を見張るために作られた「松ヶ浦砲台跡(台場跡)」が今も残されており、この静かな海が薩摩藩にとっていかに重要な国防と経済の要所であったかを現代に伝えています。

そして釣り人にとって見逃せないのが、昭和初期に活躍した伝説的な釣り研究家「松崎明治(まつざき めいじ)」氏の存在です。彼は昭和14年に日本で初めての本格的な釣り写真集を出版し、釣りを科学的に分析した「日本の近代釣りの祖」とも言える偉人ですが、実はこの松ヶ浦港の豪商(海運商・松崎屋)の三代目として生まれました。

少年時代の彼は、まさにこの松ヶ浦の海に潜って魚を突き、堤防や磯から竿を出して釣りへ情熱を燃やしていました。私たちが今、松ヶ浦港でアジ子を狙ってのんびりサビキ釣りをしているその足元は、かつて日本の釣り文化の発展に大きく貢献した巨匠が釣りの腕を磨いた、歴史ロマンの詰まった特別な海なのです!