スタイルシートがレンダリングの対象とするのは、スクリーンだけではありません。紙、音声合成装置、点字デバイスなど、その他のメディアに対してもどのように表示されるかを指定することは、スタイルシートの重要な機能の1つです。
一部のCSSプロパティは、特定のメディアを対象として設計されています。たとえば、page-break-beforeプロパティはページングされたメディアにのみ適用可能です。
様々なメディア・タイプ用のスタイルシートでプロパティを共有できますが、そのプロパティには異なる値が必要になることがあります。 たとえば、font-sizeプロパティは、スクリーンメディアと印刷メディアでは、共通プロパティに異なる値を必要とするほど十分な違いがあります。一般に、ドキュメントはスクリーンへは紙面よりも大きく出力する必要があります。したがって、スタイルシートまたはスタイルシートの一部が特定のメディア・タイプに適用されることを表現する必要があります。