wiredFish トップ ⧫ その他の記事 ⧫ u-con Port pata-pata ⧫ 留守番ねこのための空調制御 ⧫ Concept
前回までの考察で、留守中の空調制御の信頼性を向上させるためには、ネットワークに依存しないバックアップシステムの構築が必要だという結論に達した。実際に開発を始める前に、今回開発するシステムの役割を整理しておきたい。
役割: 停電やネットワーク障害が発生して屋外からの(ネット経由での)エアコン制御が不能になった場合でも、室温の異常を検出したらリモコン経由でエアコンを作動させて室温が安全な範囲に入るように制御するネットワークに依存しないスタンドアロンのバックアップシステム。
上記の役割を果たすためには、少なくとも次の機能が必要になる。
① 温度計測機能 … 室温を計測する
② リモコン機能 … リモコン機能を搭載してエアコンを操作できるようにする
③ CPU … 室温測定結果から行うべきエアコン操作を決定してリモコンを介してエアコンを操作する
さらに、操作性向上やデバッグのために、次の機能も持たせたい。
④ 表示機能 … システムの動作状況を把握するための表示機能
⑤ ボタンやスイッチ … 動作パラメータの設定など
現在が2020年の春。出来るだけ早く、遅くとも本格的な夏が到来する前の梅雨明け頃までには一応の動作する物を作り上げたいと思います。