　コロダイは、春先頃から釣れ始めますが、本格的なシーズンは夏から秋口にかけて。

　ポイントは長堤防（P1）の先端部付近。港内外で狙えますが、港外側はエサ取りが多く釣りにくい場合もあります。

　港内を狙う場合は、堤防の約5m先のケーソンの際や、流し釣りの場合はさらに5mほど沖合いを狙いポイントとします。

　釣り方は、「ウキフカセ釣り」や「カゴぶっこみ釣り」など。

　「カゴぶっこみ釣り」では、カゴとL型天秤を使い、宙釣りのようにして釣ります。

　ウキフカセ釣りでは、餌を海底から50～100cmほど浮かします。

　ハリスは8号、道糸は7号ぐらいを使用します。竿は磯竿やイシダイ竿。ここではゴンズイが釣れることも多く、それを避けるために大き目のハリを使う人もいます。

　時間帯は日没頃から23時頃までと、明け方から11時頃までが有望。日中や深夜の釣果は期待できません。

　餌取り魚が減って付け餌が残るようになった時は、コロダイが回遊してきている可能性が考えられます。こんな時に、突然ドン！と喰って来る場合が多いのでそれに備えて集中します。

　たとえバラシたとしてもあまり悪い影響はありません。

　魚信が途切れたとしても、それはバラシによって魚が警戒しているというよりも、魚が別の場所に去っただけで、多くの場合はいずれまた回遊して来ます。

　一般的に水面を灯りで照らすとコロダイは警戒すると言われますが、少なくともここのコロダイは灯りに対する警戒心は感じられません。ここでは国道や港内岸壁を走る車のライトなど水面が照らされることも多く、光に慣れているようです。