ベンド(notes b)
アセンブラの魔女 ⧫ VexFlow ⧫ VexTab ⧫ 言語仕様 ⧫ ベンド
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 TAB譜ではフレット間にbキーワードを挿入することでチョーキングなどのベンドを表現することができます。

書式
({fret}b{fret})+(b{fret})*

 最初の{fret}は弦を弾いた時の実際のフレット番号、2番目以降の{fret}はベンドにより生じる音の高さを示すフレット番号です。

 まず紹介するのは、5弦の5フレット(D/5)から6フレット(D#/5)へのベンドの例です。

この音を表すコードは次のようになります。

notes 5b6/5
notes パラメータの意味

パラメータ意味
55フレット
bベント
66フレット
/55弦

コード
<div class="vex-tabdiv" width="300" scale="1.0" editor="true" editor_width="680" editor_height="40">
  tabstave notation=true  tablature=true
  notes 5b6/5
</div>

tabstave notation=true tablature=true notes 5b6/5

 ベンドは五線譜にも反映されます。TAB譜の5フレットの音から上向きに伸びる矢印はベンドを意味し、その上の1/2の表示は半音ベンドを意味します。2フレット分のベンドではFull、3フレット分のベンドでは1 1/2と表示されます(上のコードボックスの5b8の8を9や10に書き換えることで確認することができます)。その次の6フレットの音は()付きで、これがベンドによる音であることを表しています。

 ギターでは弦を緩める以外に下げ方向のベンドは出来ませんが、VexTabでは下げ方向のベンドにも対応しています。但し、下げ方向のベンドでは1/2やFullのようなベンド幅は表示されません。

tabstave notation=true tablature=true notes 5b4/5

 bキーワードでは3音以上のベンドも表現することができます。この場合1/2、Fullなどのベンド幅の表示は2個までしか表示されない様です。しかしベンドによる作られる音は()で括られますので通常の音と区別することができます。

tabstave notation=true tablature=true notes 5b7b5b6b5/5

 一連のベンド中で音符の長さを変更するには、ベンドシーケンスの途中で':n:'形式で音符の長さを指定します。

音符の長さの指定

 次の例は5弦上のベンドの例です。5フレットの4分音符の音から始まり、8分音符のベンドが続いた後、最後は4分音符に戻ります。

tabstave notation=true tablature=true notes :4 5b:8:7b5b6b:4:5/5

▼ Property
記事情報
datePublished2011-01-01
dateModified2018-07-27
authorアセンブラの魔女
headlineベンドの指定方法についての記事です
keywordsVexFlow
keywords楽譜
keywordsAPI
keywordsVexTab
keywords言語仕様
keywords音符
keywordsnotes
keywordsベンド
keywordsチョーキング
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