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福島港の釣り

宮崎県・串間市
福島港
福島港
福島港
福島港
福島港
福島港
福島港

 福島港は、宮崎県串間市「都井岬」の北西約16kmのところにある布志湾に面した河口港です。
 ここは、福島川天神川善田川、の3つの河川が一度に合流して、志布志湾に注ぐところ。その河口部の入り組んだ地形は、古くから漁業や商業の重要拠点となる港として利用され、今町港(いままちこう)という名前で呼ばれていました。
 釣りスポットとしての福島港は、潮通しの良い堤防、足場の良い岸壁、ゆったりとした流れの河口域、河口域の船溜まりなど、バリエーション豊富な狙い場での釣りが楽しめる、宮崎県南部のお薦めスポットです。
 ここでは、メジナチヌキチヌスズキヒラスズキアイゴアジヒラアジメッキサバサゴシコノシロサッパヒイラギ、カサゴシロギスヒラメマゴチアオリイカコウイカマダコハモなどの魚が狙えます。

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取材・編集:wiredFish編集部

串間市の釣り場

串間市の釣り場

串間市の釣り場
串間市の釣り場

 福島港は、宮崎県串間市「都井岬」の北西約16kmのところにある布志湾に面した河口港です。
 ここは、福島川天神川善田川、の3つの河川が一度に合流して、志布志湾に注ぐところ。その河口部の入り組んだ地形は、古くから漁業や商業の重要拠点となる港として利用され、今町港(いままちこう)という名前で呼ばれていました。
 釣りスポットとしての福島港は、潮通しの良い堤防、足場の良い岸壁、ゆったりとした流れの河口域、河口域の船溜まりなど、バリエーション豊富な狙い場での釣りが楽しめる、宮崎県南部のお薦めスポットです。
 ここでは、メジナチヌキチヌスズキヒラスズキアイゴアジヒラアジメッキサバサゴシコノシロサッパヒイラギ、カサゴシロギスヒラメマゴチアオリイカコウイカマダコハモなどの魚が狙えます。

主な狙い場

福島港ポイント図

 福島港では、外港部のチップ置き場前(P1)、その埠頭の突端部(p2)、河口右岸の導流堤(P4)、河口左岸の導流堤(P5)、その根元の短堤防周辺(P7)、福島側河口の船溜まり(P6)、河口右岸のさわやか公園前(P3)などが主な狙い場となります。

チップ置き場周辺

チップ置き場周辺のポイント

 福島港の外港部、西側の埠頭は、貨物船が荷揚げした木材チップ、石材、原木などが置かれています。ここは、足場も良く車を横付けしての釣りも可能です。このエリアでは、チップ置き場前の西向きの岸壁(P1)と、埠頭の突端部(P2)が有望です。
 この埠頭の岸壁側面は、空洞のある構造になっていて、チヌカサゴなどの狙いポイントとなっています。

 埠頭の西側は、砂浜となっていて、チップ置き場前の西向きの岸壁(P1)ではシロギスヒラメマゴチなどのサーフ魚が狙えます。
 西向きの岸壁(P1)沖のシロギスは、水温上昇とともに岸壁近くまで寄ってきますので、その頃にはチョイ投げでも狙えるようになります。遠投で狙えば、良型も期待できます。チップ置き場の20mほど沖合には沈み瀬があり、その周辺も狙いポイントとなります。
 西向きの岸壁(P1)では、アオリイカコウイカマダコなどの頭足類も有望です。産卵期のアオリイカは、産卵場所となっているチップ置き場の北西方向の藻場も有望ポイントとなります。
 アジサッパコノシロなどの魚は、埠頭の突端部付近が有望です。埠頭の突端部では、サゴシも狙えます。

 西側の埠頭、漁協前の岸壁、河口右岸の導流堤からなる港湾部では、チヌアジコノシロサッパなどの魚が狙えます。

さわやか公園前

さわやか公園前のポイント

 福島川河口右岸は、川沿いに遊歩道が整備されていて絶好の狙い場となっています。一帯の護岸沿いにはがあり、子供でも安全です。さわやか公園内には、トイレベンチもあり、ファミリーフィッシングにもお薦めのスポットです。
 この一帯は、キビナゴ餌でのブッコミ釣りの定番ポイント。チヌスズキメッキなどの魚が狙えます。
 福島大橋の下は、岸から近い所に流芯がありますので、一帯の中でも特に深く、5m前後の水深があって各魚の通り道にもなっています。

河口右岸の導流堤

河口右岸の導流堤

 河口右岸の導流堤の河口側では、さわやか公園前(P3)同じような魚が狙えますが、特にヒラメや良型のメッキ狙いに適した狙い場です。

河口左岸の導流堤

河口左岸の導流堤

 河口左岸の導流堤(P5)の港外側は岩礁帯となっていて、アオリイカメジナなどの好場となっています。堤防の先端部付近ではヒラアジも有望です。
 導流堤の根元の短堤防付近(P7)では、メッキが有望です。

福島川河口の船溜まり

 福島川河口の船溜まり(P6)は、下げ潮の動き始めでは港内に潮が流れ込み、ベイトフィッシュの集まりやす所です。ここでは、アジヒラスズキメッキなどが狙えます。

メジナ

 河口左岸の導流堤(P5)では、港外の岩礁帯や堤防先端部の沖合いで、良型のメジナが狙えます。チップ置き場側の岸壁(P1, P2)では、岸壁側面の空洞周りも狙いポイントとなります。特に空洞の外に魚が出て来ることの多い、朝夕のまずめ時が狙い時となります。
 撒き餌はパン粉とアミエビを液状に混ぜ合わせた、潮馴染みの良い物が効果的な場合もあります。ツケ餌はサシアミ。またはアミエビの汁で仕上げたパン粉ダンゴも期待できます。

チヌ

 チヌは春から初冬頃までが有望シーズンです。港外から港奥の船溜まりまで、ほぼ全域で狙うことが出来ます。
 河口域では、水温上昇とともに餌を追って良型チヌが河口を遡上するようになります。
 福島川河口一帯では、満潮からの下げ潮の動き始めが狙い潮となります。この時には、護岸際でのヘチ釣りや、ウキ流し釣りは特に有効な釣り方となります。
 ヘチ釣りの付け餌は、磯ガニが基本ですが、エサ取り魚の少ない時には、埠頭の突端部(P2)などでは、60cmオーバー級が釣れることもあります。

チップ置き場前のチヌ

 チップ置き場前(P1)の一帯は、基本的に変化に乏しい砂地の海底地形となっています。ここでは撒き餌を使って、回遊するチヌを足止めさせて、ウキフカセ釣りで狙うのが一般的です。
 岸壁の側面の空洞周辺も、チヌの好ポイントとなることがあります。
 初夏頃からは、カニ餌を使ったヘチ釣りも期待できるようになります。

埠頭の突端部のチヌ

 沖堤防を正面に見る埠頭先端部(P2)では、沖堤防との間を通る船道や、敷石の際などが、チヌのポイントとなります。
 ここでの一般的な狙い方は、ウキフカセ釣りです。福島川からの流れも多く、二枚潮も発生しやすい所なので、水中ウキを使うなどして底潮をしっかりととらえるような仕掛けや、一気に底ダナに届くような仕掛けが有効です。高比重タイプの撒き餌を使って、回遊するチヌをピンポイントに留めて狙います。釣りダナは満潮時で7m前後。付け餌が底を擦るような釣り方も効果的です。
 春チヌは、福島港一帯の中で、ここが最も有望な狙い場です。型は50cmオーバー級も狙えます。
 初夏頃からは、ヘチ釣りも有望となります。
 この岸壁一帯は比較的に釣り人が多く、チヌは多少スレ気味です。

河口周辺のチヌ

 流れのある河口域P3, P4)では、キビナゴ餌とオタフクオモリを使ったブッコミ釣りメッキスズキヒラメなども含めた五目釣り風に狙うことも出来ます。
 ブッコミ釣りの付け餌は、キビナゴ、本虫、アオイソメ(アオムシ)、石ゴカイなど。特に臭いのある本虫は効果的です。狙いポイントは流芯付近の深場の手前側、最深部、流芯の向こう側など。複数の竿を出して同時に複数のポイントを探ることが好釣果につながります。護岸付近を狙うと根掛かりが多くなり、ブッコミ釣りでは釣りにくくなります。

 チヌを専門に狙うなら、食い込みの良い磯竿の2~3号が効果的です。潮の流れが緩い時には、ハリの50cmほど上に小型の流線型発泡ウキを付けると効果的な場合もあります。夜釣りでは、穂先に魚信を見るための発光体(ケミホタルなど)を取り付けます。さらにハリのチモト付近に蓄光玉を付けて魚へのアピールを高める場合もあります。
 初夏頃からは、護岸際などをヘチ釣りで狙えるようになります。ここでのヘチ釣りでは、満潮前後の高水位時が狙い目となります。これに朝夕のまずめ時が重なれば、さらに高確率で釣果が期待できます。
 満潮からの下げ潮では、付け餌を流れに乗せて送り込んでいくような釣り方も効果的です。
 福島大橋の下付近は、河口域一帯の中でも特に水深が深く干潮時にもチヌが溜まりやすいポイントです。

河口左岸の導流堤のチヌ

 河口左岸の導流堤(P5)では、港外の岩礁帯をウキフカセ釣りや遠投カゴ釣りなどで狙います。

チヌのヘチ釣り

 ヘチ釣りの付け餌は、親指の爪ほどの大きさの磯ガニや砂ガニが基本ですが、アオイソメや岩虫などの虫餌も有効です。ハリの大きさは、カニ餌を使う場合は3~4号、石ゴカイなどの細身の虫餌を使う場合は2号が目安となります。ガン玉は潮の流れに合わせて最小限必要なサイズを選びます。

夏の夜のチヌ釣り

 夏の夜釣りでは、ウキ釣りも期待できます。さわやか公園前(P3)一帯での下げ潮は、流れが安定しやすく、ウキ流し釣りは効果的な狙い方となります。電気ウキの1~3号を使い、底ダナを狙います。付け餌は、モエビとテナガエビが有望です。石ゴカイやアオイソメの房掛けで狙うことも出来ます。
 夏の夜釣りでは、甲殻類を模したボトム系のルアーなどを使ってのルアー釣りも有効です。ポイントは、砂地に点在する捨て石などの障害物周り。海底を移動する甲殻類をイメージして、海底の様子が手元に伝わる程度のぎりぎりの速度でルアーを動かします。コツ、コツというチヌの前魚信があったら、一定速度のリーリングをキープして本魚信に備えます。竿先が引き込まれるような本魚信があったら、少しラインを送り込んでから大きく合わせます。
 ルアーはジグヘッド(5g)+ワーム(2.5インチ)、ラバージグ(7g)などが有望です。
 福島大橋の下などでは下げ潮の流れが速くなることも多く、ルアーアクションが難しくなることもあります。

秋のチヌ釣り

 秋には、ウキフカセ釣りカイズ級の数が狙えるようになります。ウキ下を6m前後(満潮時)に設定して確実に底ダナを狙うようにします。外港埠頭の突端部(P2)などでは、特に仕掛けが落ちやすい棒ウキが効果的です。号数は0.5~1号が目安となります。外港埠頭の岸壁(P1, P2)には、えぐれや空洞がありますので、際狙いも効果的です。

キチヌ

 キチヌチヌと同じようにウキフカセ釣り、落とし込み釣り、ブッコミ釣り、ワームを使ったルアー釣りなどで狙えます。狙い場は、さわやか公園前(P3)や、その対岸の船溜まり(P6)など、福島川河口周りに多く分布します。ここのキチヌは、キビナゴが好餌となる傾向もあります。

スズキ

 スズキは、ミノーなどを使ったルアー釣りの他、ここではキビナゴ餌を使ったブッコミ釣りで、チヌヒラメメッキなどと同時に狙うこともあります。さわやか公園前(P3)や河口右岸の導流堤(P4)では、夜釣りでウキ流し釣りも期待できます。付け餌は、アオイソメの房掛け。他に石ゴカイ。モエビ、テナガエビなどを使うことも出来ます。釣りダナは1m前後。流れのある河口域では、流れの安定する下げ潮が狙い潮となります。

ヒラスズキ

 冬季には福島川河口左岸の船溜まり(P6)などで、ヒラスズキのセイゴ級が釣れるようになります。釣り方はウキフカセ釣りやルアー(アジング)など。夜間のアジングでは、ヒラスズキと同時に狙うことも出来ます。

アジ

豆アジ

 福島港では、初夏ごろからチップ置き場前の岸壁(P1)などで、豆アジが釣れるようになります。シーズン早期の群れは、回遊範囲も狭く、同じような場所に長くとどまり、1日中途切れなく食いが続くこともあります。釣り方は、アミエビを使った下カゴ式のサビキ仕掛けで、竿下付近を狙います。

冬季の夜釣り

 冬季の夜釣りでは中アジが狙えます。この時季のアジは、シラスを捕食することも多くなりますので、シラスの集まりやすい常夜灯周りの明暗部の境界付近が特に期待できるポイントとなります。常夜灯周りでお薦めのお薦めのポイントは、漁協周辺には。その中でも、浮桟橋周りは、特に実績の高いポイントです。ここは夜釣りなら、冬季でも豆アジが狙えます。
 福島川河口左岸の船溜まり(P6)も有望ポイントです。ここでは満潮前後、特に満潮からの下げで港内に潮が流れこむことも多く、釣果が期待できます。狙い方はウキサビキ釣り、ウキフカセ釣り、ワームを使ったルアー釣り(アジング)など。ワームはこの時季のベイトであるシラスに近いイメージのクリア系が有効です。ここのでの狙いポイントはやや沖目となりますので、ワームでのルアー釣りでは、キャロシンカーなどを使って遠投性を高めます。

アジングタックル例
アジングタックル例

ヒラアジ

 ヒラアジが特に期待できるシーズンは梅雨頃。60~70cm級も狙えるようになります。特に有望な好狙い場は、河口左岸の導流堤根元の短堤防周辺(P5)の河口側です。ピーク時に遭遇すれば、ルアーで良型の数釣りも楽しめます。
 釣り方は、ポッパーなどを使ったルアー釣りが効果的です。良型狙いではラインブレイクも多くなりますので、ラインはPEの3号、リーダーは5~6号以上が安心です。

メッキ

 メッキの狙い場は、福島川河口周辺の広範囲(P3, P4, P6, P7, P8, P9)に分布します。夜間は、常夜灯のある漁協前の岸壁(P9)や河口左岸の船溜まり(P6)などが特に有望となります。有望シーズンは、秋から冬にかけて。釣り方は、ルアーやキビナゴ餌のブッコミ釣り、小型はサビキ釣りでも狙えます。福島港のメッキは、ギンガメアジの子が主体となります。

河口部のメッキ

 河口部の船道は、さわやか公園前(P3)や河口右岸の導流堤(P4)の沖合い約20mの所にあります。船道は、行き交う船のスクリューによって、海底の虫餌類が捲き上げられ、魚が集まりやすいポイントです。河口域の群れは潮ごとに入れ替わり、それにともなって型も変わりますが、下流(P4)に行くほど大型の可能性が高まります。

メッキのブッコミ釣り

 ブッコミ釣りでは、仕掛けをポイントに投じ、着底させたら適度にラインを張って魚信を待ちます。メッキの魚信の基本形は、まず竿先にコン、コンと軽い前魚信。それからスー、スーと引き始め、ここからズズーと本引きに入ります。活性の高いと時には、明確な前魚信のないままいきなり本引きから始まることもあります。いずれのケースでも、本引きに入ったら、慌てずにしっかり食わせてから、大きく、しっかりと合わせます。

メッキのウキ流し釣り

 河口周辺の流れのある所では、ウキ流し釣りも効果的です。付け餌はモエビなどの生きエビが特に効果的です。釣りダナは上層~中層となりますので、ウキ下を1~2mほどに設定して狙います。ウキ流し釣りでは、潮流れの安定する最満潮からの下げ潮が狙いやすくなります。

メッキのルアー釣り

 まずめ時には、ミノー(5~7cm)、ペンシルベイトポッパーなどのプラグ系のルアーでの反応が多く出やすくなります。プラグ系を使う場合、ロッドはライトクラスのシーバスロッドやエギングロッドを流用することもできます。夜間のメッキはシラスなどの小魚を捕食する傾向もありますので、アジング用のワーム(1~2g)とジグヘッドの組み合わせも効果的です。ロッドはアジングロッドやトラウトロッドを流用することができますす。

コノシロ

 外港部の埠頭の突端部(P2)や、漁協側の港湾部(P9)では、コノシロが狙えます。釣り方は、ウキサビキ仕掛けで岸壁のやや沖目を狙います。サビキバリは市販のママカリ用でも狙えますが、スキンの色は白が有効です。撒き餌は、アミエビをベースにパン粉や米糠など濁りのある物を加えます。ここでは、このサッパを生餌に、ヒラメを狙うことも出来ます。

サッパ

 春から初冬頃まで、外港部の埠頭の突端部(P2)などでは、サッパが狙えます。釣り方は、アミエビをマキ餌に使ったサビキ釣り。サビキバリは、フラッシング性の高いサバ皮が効果的です。

シロギス

春の良型狙い

 3月頃になると、本命魚としてシロギスを狙えるようになります。春のシロギスは、越冬した20cm前後級がメイン。ぽつり、ぽつりと散発的な釣果となりますが、じっくり狙えばそれなりの数も釣れます。
 まだ海水温の低いこの時期のシロギスは、岸からある程度離れた深場にポイントが限られます。そこに遠投性のあるタックルで仕掛けをキャストして、ゆっくりと魚信を確かめながらリーリングします。ある程度探ってみて有望ポイントが把握できれば、そこでの待ち釣りも効果的です。
 春季のシロギスの狙いでは、外港の埠頭の突端部(P2)が特に有望です。狙いポイントは岸壁の沖合い(沖堤防方向)、約40mの所にある船道の深場。
 ロッドはサーフ竿の25号前後。または食い込み重視で磯竿の3号を使用することもあります。その他のタックルやパーツは、遠投用リール、ミチイト=PE 2~3号 200m以上、先糸=ナイロン 4~5号、天草テンビン 18~20号(磯竿の場合は8~10号)。ハリはキス針や袖針の6~8号を3本バリ仕掛けで使用します。

チップ置き場前のシロギス

 チップ置き場前の岸壁(P1)、梅雨頃までは遠投、または超遠投での引き釣りでの良型狙いがメインとなります。ポイントは西方向の沖合いの深場をタナ落ち部。遠投力糸を使うなど、遠投性の高いタックルが必要となります。
 5月頃からは小型も釣れるようになり、数も狙えるようになります。
 6月頃からは乗っ込みを迎えるシロギスが荒食いを見せるようになり、乗っ込み最盛期の梅雨明け頃は波打ち際をチョイ投げで狙えるようになります。

付け餌

 付け餌はシーズンを通して石ゴカイが有望です。長めに垂らして餌を躍らせればシロギスの食いを誘う効果もあります。石ゴカイが無い場合は、オキアミでも狙えます。

ヒラメ

 外港部の埠頭のチップ置き場前の岸壁(P1)、埠頭の突端部(P2)、さわやか公園前(P3)、河口右岸の導流堤などでは、は90cm前後級までのヒラメも狙えます。特に型が期待できるのは、河口の下流側(P2、P4)。キビナゴ餌のブッコミ釣りやメタルジグなどを使ったルアー釣りで狙えます。コノシロなどの小魚を使った泳がせ釣りも有望です。
 西側の港外の砂浜では、春からヒラメの釣果が期待できるようになり、6月頃に最盛期を迎えます。ここでの狙い方は、ワーム、メタルジグ、バイブレーションなどを使ったルアー釣りが効果的です。

その他の魚

アイゴ

 アイゴは、河口右岸の導流堤(P4)などで、足の裏前後級を狙うことができます。

サバ

 サバ子は、晩春頃から福島新港一帯の岸壁(P1, P2)などでサビキ釣りで釣れるようになります。

ヒイラギ

 ヒイラギは河口域(P2, P3, P4)が主狙いポイント。特に秋頃に良く釣れます。本命魚として狙う場合、投げて底引きするような釣り方か、着底させて待つような釣り方が効果的。付け餌は石ゴカイが有望です。この他にサビキ釣りも手軽で効果的な釣り方となります。

ハモ

 ハモは、チップ置き場前の岸壁(P1)で、キビナゴ餌や虫餌などを使ったブッコミ釣りで狙えます。

ブッコミ釣り

 福島川河口エリア(P3, P4)では、キビナゴ餌を使ったブッコミ釣りもかなり多く見られます。狙える魚は、メッキヒラアジチヌスズキヒラメなど。
 タックル構成(例)は、ロッド=磯竿2号、スピニングリール 2500~3000番、ミチイト=ナイロン3~4号、中通しオモリ(オタフク型)10~13号。ゴム管約2cm、サルカン、ハリス=1.5~2.5号40cm、チヌバリ5~6号。さわやか公園前の遊歩道から狙う場合は、通行の邪魔にならないように、短めのロッド(3.6m前後)を使う人もいます。オモリは、河口の流れ状況に応じて号数を調整します。ハリは、キビナゴを丸掛け出来るように約3cm間隔を空けて孫バリを付けます。この2本のハリをキビナゴの頭と尾柄部に掛けます。

ブッコミ釣り仕掛け例
ブッコミ釣り仕掛け例

泳がせ釣り

 福島港は、アジ子サバ子コノシロサッパメッキなどの小魚も良く釣れる所なので、これらの魚を生餌に使った泳がせ釣りもかなり期待できます。狙える魚は、ヒラメマゴチスズキアオリイカコウイカ青物魚など。ヒラメやマゴチなどの底生魚を狙う場合は、オモリ付きのブッコミ型の泳がせ釣りとなります。特にヒラメは、歯が鋭くハリスを傷つける可能性もありますので、長軸の丸セイゴバリが有効となります。
 ブッコミ型の泳がせ釣りで使用するタックルやパーツの目安は、磯竿2~4号 5.3m、スピニングリール 2500番、ミチイト=ナイロン 5号、ナツメオモリ 6~8号、ゴム管 約1cm、サルカン、ハリス=フロロカーボン 4~6号 40cm~1m、丸セイゴバリ 9~12号など。河口周辺の流れのあるところではオタフクオモリの10~13号を使用します。生餌を自由の泳がす場合は、オモリとゴム管を外します。

泳がせ釣り仕掛け例
泳がせ釣り仕掛け例

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