皆倉の地磯
大根占港
鹿屋市から南下した錦江町に位置する、非常に広大な敷地を持つ大型の港湾です。外向きの長い防波堤から港内の護岸まで、多彩な釣り座が存在し、ファミリーから本格派まで幅広い層のアングラーに親しまれています。
潮通しの良い防波堤先端部では、アオリイカやアジのほか、季節によっては回遊魚の釣果も期待できます。一方、足場の良い港内ではサビキ釣りやチョイ投げも楽しめるなど、その懐の深さが魅力です。一日を通してじっくりと釣りを楽しみたい方に最適なフィールドです。
大根占港南側の砂浜
大根占港の南側の港外には約1キロメートルの砂浜があります。砂浜沿いは防潮堤がありますが、所々に砂浜に降りれるポイントがあります。ここではシロギスがメインの狙い魚となります。
💡 地名の歴史:なぜ「大」根占?隣の根占港との意外な位置関係
大根占港のある錦江町。そのすぐ南に隣接する南大隅町には「根占(ねじめ)」というよく似た地名が存在します。同じルーツを持つ2つの地名ですが、こちらにだけ「大」がついているのは一体なぜなのでしょうか。文字の印象から「大きい根占」だと思われがちですが、実はその理由は地形的なスケールではなく、中世の「位置関係」にあります。
歴史を遡ると、平安時代末期からこの一帯は「禰寝院(ねじめいん)」と呼ばれていました。その後、土地が南北に分けて管理されるようになり、本拠地側である南側(現在の根占)に対して、古語で“上流”や“奥まった北側”を指す「大(おお)」を冠して「大禰寝(北俣)」と呼び分けたのが始まりです。江戸時代の『三国名勝図会』にも「大根占」として公式にその名が記録されています。
大根占港の防波堤から南に目を向けると、かつて「小根占」と呼ばれた根占方面へと続く美しい海岸線が一望できます。かつて同じひとつの広大な地域として歴史を刻んできた海を眺めながら、四季折々のターゲットを狙う釣りをゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。




