加治木港の基本プロフィール
| レベル | 初心者〜中上級者向け |
|---|---|
| 安全性 | 港内の岸壁や堤防はフラットで足場が良く、危険が少なく初心者やファミリーでも楽しめるような比較的安全な釣り場です。 |
| 主な狙い魚 | マダイ、メジナ(クロ)、チヌ、キチヌ、コロダイ、アジ、ハガツオ、ブリ、カンパチ、アオリイカ、マダコ、カサゴ、コノシロ、カマス、カワハギ、スズキ(シーバス)、サヨリ、ヒラメ、マゴチ、シロギス、タチウオ、ボラ |
| 設備 | トイレ:あり:港入り口付近(漁協の横)にあります。 常夜灯:あり |
| 駐車場 | 港内に駐車スペースあり |
| 釣り禁止エリア | 加治木港の釣り禁止エリアや最新の規制状況については、現地の案内看板に従い、釣行前に近隣の釣具店でご確認ください。安全な釣行と釣り場環境の維持のため、事前に現地のルールを必ずご確認ください。 |
| 周辺施設 | 釣具店: ● かめや釣具 鹿児島姶良店: 加治木港から約4km(姶良市東餅田) ● SURPURISE(サプライズ: 加治木港から約6km(姶良市西餅田)・ルアーとフライを中心とした専門店 コンビニ: ● セブン-イレブン 加治木本町店:加治木港から約800m ● ファミリーマート 加治木本町店:加治木港から約1km ● ローソン 加治木岩原店:加治木港から約1.5km |
加治木港の釣りポイント
このページでは、加治木港の主要狙い場をP1からPaまでの10のエリアに分けて説明します。
● 新堤防(P1, P2, P3): 港の西側の網掛川沿いの埠頭
● 砂置き場前の岩壁(P4, P5, P6, Pa)
● パイプライン付近(P7, P8, P9)






加治木港の全体マップと10箇所の主要ポイント(P1〜Pa)の位置関係
新堤防の釣りポイント解説
加治木港の西端、網掛川沿いの埠頭は「新堤防」と呼ばれます(かつては堤防でしたが、現在は拡張され埠頭になっています)。
● 先端部(P1): 港外に向かって突き出た埠頭の先端部は最も潮が動く一級ポイント。青物から底物まで多彩な魚種が狙えます。
● 東向き岸壁(P2): チヌ(クロダイ)をじっくり狙える、実績の高い定番のフカセポイントです。
● 根元部(P3): スロープ構造になっており、ベイト(小魚)が溜まりやすくシーバスやアオリイカの回遊が期待できます。






加治木港の主要ポイントマップ。港外に向かって突き出した『新堤防(P1〜P3)』と、『砂置き場前(Pa, P4〜P6)』に分かれており、ポイントごとに水深や狙える魚種が異なります。
加治木港で狙える魚
マダイの攻略法
加治木港でマダイを狙うなら、砂置き場前の岸壁(P5)と、パイプライン西側にある短堤防(P7)の先端部が実績の多い狙い場です。 特に短堤防(P7)では、「堤防先端から沖合15m付近」に形成されているブレイク(タナ落ち部)を正確に攻めることが釣果を分ける鍵となります。
【攻略法】ウキフカセ釣りでのアプローチ
● タナの設定: 付け餌がしっかりと底を這う(底をトレースする)ようにウキ下を調整するのが極めて効果的です。
● エサの選択: 付け餌には鮮度の良い「オキアミ生」を使用します。
● 撒き餌の配合: パン粉とオキアミ生をベースに、深場までダイレクトに届く高比重の集魚剤や、視覚でアピールできる押し麦をブレンドした配合が最適です。
加治木港のチヌ・マダイ攻略に最適な、扱いやすく実績の高い基本タックルです。日中のフカセ釣りから、夕まずめ・半夜釣りの電気ウキ釣りまで幅広くカバーします。
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加治木港のチヌ・マダイ攻略に最適な基本仕掛け図。日中のウキフカセ釣りから夜間の電気ウキ釣りまで幅広く対応します。● ロッド: 磯竿 1.5号(5.3m)● リール: スピニングリール 2500番クラス ● 道糸: ナイロン 2号 〜 2.5号 ● ウキ止め: ウキ下 竿1本 〜 2本(カケアガリの底を狙えるタナに調整) ● シモリ玉 ● ウキ: 自立棒ウキ 2B前後(夜釣りの場合は電気ウキ) ● ウエイトストッパー: 2B前後 ● サルカン ● ハリス: フロロカーボン 1.75号(2尋:約3m) ● 針: チヌ針 1号 〜 3号
コロダイの攻略法
加治木港の夏の夜釣りを盛り上げるのが、40〜50cm級の強烈な引きが魅力のコロダイです。実績が最も安定している砂置き場前(P5)を中心に、パイプライン西側の短堤防(P7)先端部もポテンシャルの高い狙い目となります。本命のコロダイをウキフカセ釣りで迎え撃てば、同じタナを回遊する良型のマダイやチヌも視野に入り、一晩中気が抜けない魅力的な夜釣りを展開できます。
【関連記事】👉 コロダイの生態と釣り方


加治木港のコロダイ攻略に最適な基本仕掛け図。● ロッド: 磯竿 1.5号(5.3m)● リール: スピニングリール 2500番クラス ● 道糸: ナイロン 2号 〜 2.5号 ● ウキ止め: ウキ下 竿1本 〜 2本(カケアガリの底を狙えるタナに調整) ● シモリ玉 ● ウキ: 自立棒ウキ 2B前後(夜釣りの場合は電気ウキ) ● ウエイトストッパー: 2B前後 ● サルカン ● ハリス: フロロカーボン 2号〜2.5号(2尋:約3m) ● 針: チヌ針4〜5号
チヌ(クロダイ)の攻略法
シーズンを問わず周年チヌを狙えるのが加治木港の大きな魅力です。実績ポイントは広範囲に及び、新堤防の突端部(P1)、漁協前の岸壁(P5)、パイプライン西側の短堤防(P7)、そして東側の堤防(P8・P9)と、状況に合わせて釣り座を選べるキャパシティがあります。
港内はメイタ級の数釣りが安定していますが、もちろん年無しクラスの良型も潜んでいます。手軽に狙える反面、居着きの大型を騙し切るには相応の戦略と技術が試される奥の深いフィールドです。
基本はウキフカセ釣りでのアプローチとなります。ツケ餌は定番のオキアミ生・ボイルに加え、悪名高きエサ取りをかわすためのネリエ(練り餌)をローテーションに組み込むのが鉄則。また、激流になることが少ない港内特有の環境から、紀州釣りでボトムをタイトに狙う手法も非常に有効です。
港内(P2〜P6)の海底は起伏が少なくフラットな砂泥地がベースです。そのため、足元から沖合数10mまでの広範囲において、目に見えない潮の変化や生命反応(エサの取られ方など)を敏感に察知し、魚の着き場をいかに見つけ出すかが釣果を大きく左右します。
パイプライン周辺のチヌ攻略ポイント






加治木港のパイプライン周辺マップ。チヌやコロダイの実績が高い『短堤防(P7)』、テトラ帯(P8)、そして船道周りを狙える『東側堤防(P9)』など、地形変化に富んだエリアです。
● 短堤防の先端部(P7): 桜島方向の沖合15m付近にあるタナ落ちが狙い目。晩夏〜初秋の「落ちチヌの荒食い」は必見です。






パイプライン西側の短堤防先端からの狙い目。桜島方向の沖合約15m付近に広がるタナ落ち(カケアガリ)のラインが、チヌの最も有望な実績ポイントです。
● 沖の係留柱周辺: テトラ帯の約40m沖にある係留柱付近。海底の落ち込みにチヌが着きます。
● 東側の堤防(P8・P9): 堤防(P9)先端の沖合にある「船道周り」の地形変化を狙うのが効果的です。
秋の風物詩・加治木港の「落ちチヌ」攻略
加治木港の落ちチヌシーズンは9月中旬からスタート。最も実績が高いパイプライン西側の短堤防(P7)沖のタナ落ち部をメインに狙います。
● 攻め方: 高比重の撒き餌を効かせ、仕掛けを底に這わせる低層狙いが基本。
● エサ取り対策: 年末にかけてもまだ多いネンブツダイやベラをかわすため、練り餌(ダンゴ餌)の持参が必須です。
● 大物対策: 強烈な引きのコロダイがヒットするケースもあるため、道糸・ハリスは3〜4号まで太くした仕掛けも用意しておくと安心です。
加治木港:チヌ狙いの仕掛けのコツ
加治木港は「二枚潮の発生」と「フラットで変化の少ない海底」という特徴があるため、その日の状況に合わせた仕掛けの使い分けが攻略の鍵となります。
● 二枚潮を攻略(水中ウキ仕掛け): 上層と低層で流れが異なる二枚潮が発生した際の特効薬です。水中ウキが滑る上層の潮を突破し、底潮をガッチリ掴んで仕掛けを本命ダナに安定させます。


加治木港で発生しやすい二枚潮を攻略するためのチヌ仕掛け図。水中ウキが底潮を捉え、ツケ餌を本命ダナへ確実に安定させます。
【パーツ構成】
● ロッド:磯竿 1.25号 〜 1.5号(5.3m)※一般的なチヌ用磯竿で十分対応可能です。不意のマダイ狙いなら1.7号〜2号も視野に入ります。
● リール:スピニングリール 2500番
● 道糸:ナイロン 2号 〜 2.5号
● ウキ止め:ウキ下 竿1本 〜 2本(底ダナに合わせて調整)
● シモリ玉
● ウキ:自立棒ウキ 1号 〜 1.5号 ※糸落ちが良く、二枚潮の滑りを突き抜けて底ダナへ素早く落とせる棒ウキが最適です。
● からまん棒
● 水中ウキ: マイナス1号 〜 マイナス1.5号 ※必ず上の棒ウキの号数(浮力)と同じ重さの水中ウキを選択し、浮力を相殺させてください。
● サルカン
● ハリス:フロロカーボン 1.5号 〜 1.75号(2ヒロ:約3m)
● 針:チヌ針 2号 〜 3号
● フラットな地形を広く探る(全層狙い仕掛け): 潮が比較的素直で、海底に明確な地形変化が見当たらない時に威力を発揮します。ウキ止めをつけずに上層からボトムまでくまなく探り、広範囲に散るチヌを効率よくサーチできます。


加治木港のフラットな海底を広く探るのに最適なチヌの全層棒ウキ仕掛け図。摩擦抵抗の少ない管付き構造により、軽い仕掛けでも糸がスムーズに抜け、ツケ餌を上層から底までナチュラルに同調させながら落とし込めます。
【パーツ構成】
● ロッド:磯竿 1.25号(5.3m) ※ラインメンディングや全層特有の繊細なアタリを取りやすい、しなやかな標準スペックです。
● リール:スピニングリール 2500番
● 道糸:ナイロン 2号(サスペンドタイプ)※加治木港で発生しやすい二枚潮や風の滑りに負けず、仕掛けをボトムへ導くためにサスペンドラインを推奨します。
● 全層ホルダー(深場用)
● ウキ:全層専用の自立棒ウキ(0号 〜 00号) ※管付き構造により摩擦抵抗がほぼゼロになり、軽い仕掛けでも最速で海底まで落とし込めます。
● からまん棒
● ガン玉(潜行用):G5 ※全層ホルダーのすぐ下に打ち、仕掛け全体のなじみをスムーズにします。
● サルカン
● ハリス:フロロカーボン 1.5号(2ヒロ:約3m)
● ガン玉(調整用):G6 ※ハリスの中ほどに打ち、潮の速さに合わせてツケ餌の沈下速度や角度をコントロールする極めて重要なパーツです。
● 針: チヌ針 2号
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ハガツオの攻略法|秋の回遊を狙い撃つ
加治木港において、9月頃に圧倒的なポテンシャルを見せるのがハガツオです。主なステージとなるのは港内随一の潮通しを誇る新堤防の突端(P1)。ここから南東方向のやや沖合に広がる潮流の変化(潮目)をダイレクトに狙い撃つのが釣果を伸ばす鉄則です。
アプローチは、広範囲をスピーディにサーチできるメタルジグなどのルアー釣りと、食い込み抜群なキビナゴをツケ餌にしたウキ釣りの双方が実績を上げています。
ウキ釣りで挑む場合、仕掛けは遠投性と視認性を重視してウキ・オモリともに3号をセレクト。ハガツオの鋭い歯やパワフルなファイトに備え、道糸とハリスは2号(状況により3号まで)を確保します。ハリスの長さは取り回しの良い1mとし、ハリはホールド力の高いチヌ針6号クラスを結びます。スタート時のタナ(ウキ下)は竿2本前後を目安とし、回遊してくるレンジに合わせて臨機応変に調整しましょう。
さらに釣果を伸ばすためのワンポイント
● タナ(ウキ下)の調整: ハガツオは基本的に表層を回遊します。まずは1.5m〜3m(ハリス分+α)の浅いタナから探り、アタリがなければ少しずつ深くしてみてください。
● 仕掛けの回収: ウキが馴染んだ後、時々ゆっくり引っ張ってキビナゴを動かす(誘いを入れる)と、ハガツオの捕食スイッチが入りやすくなります。


加治木港の新堤防沖のハガツオを狙うためのウキ釣り仕掛け図。
【パーツ構成】
● ロッド: 磯竿3号 5.3m ※遠投とハガツオとのやり取りのバランスを考慮。
● リール: スピニングリール 4000番 ※3000番でも可能だが、糸巻量・回収力を考えると4000番が無難。
● 道糸: ナイロン 4〜5号 or PE 1.5〜2号 ※基本はナイロン。遠投ウキ仕掛けを扱いやすい。
● ウキ止め
● シモリ玉
● ウキ: 遠投タイプの棒ウキ 3号 ※「3号負荷」だけでなく、自重のある遠投タイプが適する
● からまん棒
● オモリ:樽型オモリ 3号 ※遠投性とタナまで仕掛けを入れる速さを確保
● サルカン
● ハリス: フロロカーボン 5〜6号 1.5m ※歯や根ズレへの余裕を持たせつつ、遠投時の絡みにくさも考慮。
● 針: 太軸の伊勢尼 11〜13号、または長軸のタチウオ針、丸セイゴ針14〜16号
● 付け餌:キビナゴ ※ハガツオ狙いに適する付け餌
ハガツオのウキ釣りに適した針とキビナゴの付け方
伊勢尼 11〜13号(太軸)
● 特徴:針先が内側に曲がっているため、ハガツオが反転したときにガッチリと深い位置にフッキングします。
● 刺し方:目から通して顎(あご)に抜く、または「下顎から刺して脳天に抜く」方法が一般的です。2本針仕様にするなら、親針を頭、孫針を背中や腹に刺すとエサ持ちが良くなります。
タチウオ針(または丸セイゴ 14〜16号)
● 特徴:ハガツオは鋭い歯でエサを横から噛み切ることが多く、ラインブレイクの多くはハリスが歯に触れることで起こります。タチウオ針や丸セイゴ針は軸が長いため、ハガツオの鋭い歯がハリスに触れにくくなり、ラインブレイクを防ぐ効果があります。
● 刺し方:軸の長さを活かして、キビナゴの口から針を入れ、背骨に沿わせるようにして胴体から針先を抜く「縫い刺し」ができます。この刺し方だと、フルキャストしてもキビナゴがズレません。
キビナゴを付けるときの最重要ポイント
ハガツオは「真っ直ぐ泳いでいるエサ」に激しく反応します。針を刺したときにキビナゴの体が「つの字」に曲がってしまうと、仕掛けを流したときに水中できりもみ回転してしまい、ハガツオが見切って食わなくなります。針を刺した後は、キビナゴがピンと真っ直ぐな状態になっているか必ず確認してください。
【釣り人のための地名コラム】「加治木」の地名に伝わる、海と船の伝説
錦江湾奥に面し、さまざまな魚を狙える加治木港。その堤防から海を眺めていると、「加治木」という地名がどこから生まれたのか気になる人もいるかもしれません。実は加治木には、この地名の由来を伝える、海と船にまつわる興味深い伝説が残されています。
海から流れ着いた「船の柁」から芽が出た
姶良市に伝わる伝説によると、神代の昔、「ひるこ」という神様を乗せた「天のいわくす船」の「ふね柁(かじ)」が、加治木の浜に流れ着いたとされています。
ところが、その柁からやがて芽が出て成長し、ついには天を突くほどの大きなクスノキになったと伝えられています。そして、この「柁の木」が訛って「かじ木」となり、加治木という地名になったというのが、現在まで伝えられている地名由来の伝説です。
もちろん、これは歴史的に証明された地名の語源というわけではありません。しかし、加治木の名の由来を説明する伝承として古くから語り継がれ、現在も地域にその痕跡を見ることができます。
現在も残る「大樟の跡」
伝説の大樟があったとされる場所は、現在の姶良市加治木町仮屋町にあります。「大樟の跡」として姶良市指定史跡となっており、加治木の地名伝説を今に伝えています。
また、同じ仮屋町には姶良市立柁城(だじょう)小学校があり、「柁」の文字が現在も地域の名称として受け継がれています。さらに、旧加治木町では「くす」が町の木に選ばれていました。地名の伝説に登場するクスノキが、地域を象徴する木として親しまれてきたことがうかがえます。
加治木港から海を眺めながら
現在の加治木港で釣りをしていると、その海辺に「船の柁が流れ着き、そこから大樟が育った」という地名伝説が残されていることを普段意識する機会はあまりないでしょう。
しかし、加治木という地名と海との結びつきを知ってから港に立つと、いつもの風景も少し違って見えるかもしれません。仕掛けを投入してアタリを待つひととき、かつてこの土地で語り継がれてきた海と船の伝説に思いを馳せてみるのも、加治木港での釣りの楽しみ方の一つです。
加治木港で狙えるその他の魚
スズキ(シーバス)
砂置き場前の岸壁一帯(P4〜P7、Pa)は、セイゴクラスを中心に手軽に狙える定番のシーバスポイントです。特に夏場、豆アジやシロギスなどのベイトフィッシュが港内へ入るタイミングは外せません。高活性な個体が集まるため、テンポよく広範囲を探れるルアーフィッシングで狙うのが最も効果的です。
タチウオ
タチウオは夏から秋口にかけて接岸期を迎え、新堤防の突端部(P1)から狙う沖合のディープエリアが格好のポイントとなります。夕マズメから夜間にかけての回遊ルートになりやすく、神出鬼没な群れをいかに捉えるかが勝負の分かれ目。ウキ釣りでのんびりアタリを待つのも、ルアーでアクティブに誘うのも面白いターゲットです。
シロギス
加治木港のシロギスは初夏から秋が有望シーズンで、砂置き場から新堤防までの岸壁一帯(P1〜P7、Pa)が格好の釣り場となります。車を横付けできるエリアも多く、足場が良いのも特徴です。 本格的な投げ竿は不要で、エギングロッドなどのライトタックルに5号前後のオモリを合わせた「ちょい投げ仕掛け」で手軽に狙えます。エサは石ゴカイなどの虫エサが最適。港内の潮流は穏やかなため、ビギナーやファミリーでもストレスなくアプローチできる、高い実績を誇る癒やしのターゲットです。
ヒラメ
加治木港内一帯は底質が砂地ベースであるため、座布団クラスのヒラメも潜む好エリアです。ルアー・泳がせ釣りのどちらでも狙えますが、特に「砂置き場前岸壁の東角(P6)」や「新堤防の突端部(P1)」周辺は、泳がせ釣りでの実績が際立っています。 最大の戦略は、港内でサビキ釣りなどを用いて現地調達した小アジやイワシを生き餌にすること。ベイトフィッシュの群れの下に身を潜めるヒラメの捕食本能を刺激する、極めて確実性の高いアプローチとしておすすめです。
アジ
加治木港のアジ狙いは、サビキ釣りで手軽に数釣りが楽しめるアジ子(豆アジ〜小アジ)がメインターゲット。足場の良い砂置き場前の岸壁一帯(P4〜P7、Pa)や、新堤防の港内側(P1〜P3)が絶好のエントリーポイントとなります。 一方で、潮通しの良い「新堤防先端部(P1)」の沖合は、夏場を中心に遠投カゴ釣りやウキフカセ釣りで20cmクラスの中アジ級が狙える好ポイントに一変。ファミリーでの数釣りから、良型を狙う本格派まで幅広く楽しめる定番魚種です。
カサゴ
港内全域に居着いているカサゴですが、特に魚影が濃くサイズが期待できるのは、潮通しの良い新堤防の突端部(P1)です。ターゲットが潜む足元の敷石の隙間や岸壁の壁際が絶好のピンポイントとなります。 基本はキビナゴの切り身などをエサにしたブラクリ仕掛けやミャク釣りで、ボトムをタイトに探るスタイルが有望。また、アジ狙いのサビキ仕掛けをそのまま岸壁の側面に沿って上下にトレースするだけでも、壁際に潜む個体を効率よく引きずり出せるため、お土産確保の「二刀流」としても楽しめます。
アオリイカ
加治木港内全域で狙えるアオリイカですが、一級ポイントとして外せないのが「新堤防の先端部(P1)」です。ここは網掛川河口右岸に広がる広大な産卵場を意識した個体がファーストコンタクトする絶好のルート。大型の期待値も非常に高いエリアです。
新堤防の先端部では、アジなどの生き餌を使った「泳がせ釣り(ヤエンやウキ釣り)」が主流スタイル。一方で、比較的波の穏やかな港内エリアであれば、手返しよく広範囲を探れるエギングでも十分な実績が期待できます。
マダコ
加治木港の岸壁一帯は、砂地と敷石が絡むマダコの好ポイントです。基本は足元の敷石周りや岸壁のキワが狙い目となりますが、手前で反応がない場合は少し沖のブレイク(かけ上がり)まで広く探るのが釣果を伸ばすコツ。 仕掛けは、タコテンヤやタコ掛けに鶏肉・豚の脂身などをしっかりと縛り付けた伝統的なスタイルが根強い実績を誇ります。水温の上昇とともに活性が上がり、特に産卵期を迎える6月頃には大型も混じる最盛期(ピーク)を迎えるため、壁際をタイトに探るタコゲームは外せません。
青物(ブリ・カンパチ等)
加治木港は、ブリの幼魚であるヤズや、カンパチの幼魚であるネイゴといった青物の回遊実績も高いエリアです。メインステージとなるのは、潮通しが抜群に良い「新堤防の突端部(P1)」。しかし、ベイトフィッシュの群れの入り方次第では、港の最奥部に位置する「パイプライン西側の短堤防(P7)」周辺まで激しくボイルしながら回遊してくることも珍しくありません。ショアジギングやトップウォータープラグで、エキサイティングなファイトを楽しめるターゲットです。

