谷山の基本プロフィール
| レベル | 初心者〜中上級者向け |
|---|---|
| 安全性 | 港内の岸壁や堤防はフラットで足場が良く、危険が少ないエリアです。しかし、中には足場が高い場所や、夜間に明かりが届かず真っ暗になる場所も多く存在します。一瞬の油断が転落に繋がりますので、移動時は足元に十分注意してください。また、万が一の落水に備え、ライフジャケットは必ず着用しましょう。 |
| 主な釣法 | ウキフカセ釣り、遠投カゴ釣り、サビキ釣り、投げ釣り、ミャク釣り、エギング、ルアーフィッシング |
| 主な狙い魚 | クロ(メジナ)、マダイ、チヌ、キチヌ、スズキ(シーバス)、ブリ、カンパチ、サゴシ、アジ(豆アジ〜中アジ)、サバ、カサゴ、シロギス、サヨリ、タチウオ、メッキ、ボラ、アオリイカ、コウイカ、マダコ、シロギス、ヒラメ、オオモンハタ、キジハタ、カワハギ、サッパ |
| 設備 | トイレ:なし 谷山港の敷地内に釣り人が利用可能なトイレはありませんが、ヘリポート前岸壁から約1kmのところにある「港中央公園」内に公衆トイレがあります。 常夜灯:あり |
| 駐車場 | 港内の各所に広い駐車スペースあり(車横付け可能なエリアあり) |
| 周辺施設 | 釣具店: ● かめや釣具 谷山店: 卸本町エリア・車で約5分、週末オールナイト営業あり。 ● 釣具のポイント 鹿児島谷山店: 卸本町エリア・車で約5分、品揃え豊富。 コンビニ: ● ファミリーマート 交通安全教育センター前店 ● セブン-イレブン 鹿児島谷山港入口店: 谷山長水路付近 ● ファミリーマート サンライフパーク店 |
谷山港の釣りポイント
このページでは、谷山港の主要狙い場をP1からPbまでの11のエリアに分けて説明します。
- 赤灯台堤防(P1): 港の北側エリアに伸びる堤防
- 600堤防(P2): 赤灯台堤防の南側(対岸)にある堤防
- ヘリポート前の岸壁(P3)
- 日本ガス前の岸壁(P4): ヘリポート前の岸壁の南側
- 七ツ島エリア(P5, P8, P9, Pa)
- 交通安全教育センター前(Pb)
- 谷山長水路(P6): 交通安全教育センター前の岸壁から七ツ島側の港湾部へとつながる水路






谷山港の全体マップと11箇所の主要ポイント(P1〜Pb)の位置関係
赤灯台堤防(P1)
谷山港の北端に位置する「赤灯台堤防」は、全長約250mの堤防です。ここは特にアオリイカ、チヌ、メジナ狙いの釣り人に人気のスポット。堤防の両脇には、約8m先までテトラが沈んでいます。さらに、堤防の最先端部付近は、約20m先まで広範囲にテトラが沈んでいます。この堤防周りにびっしりと入った沈みテトラに魚が居着きやすいのが最大の特徴です。






初夏の赤灯台堤防。沈みテトラが広がる港外側はエギングの一等地
- 狙える魚種と攻め方: 多くの釣り人が狙う本命ターゲットは、この豊富な沈みテトラ周りに寄りつくアオリイカ、チヌ、メジナ(クロ)です。エギングでのイカ狙いや、テトラ際をじっくり攻めるフカセ釣りがここのメインスタイルとなります。一方で、堤防先端部から港外(沖側)を狙って遠投カゴ釣りを展開すれば、潮を捉えて回遊してくる良型のマダイが飛び出すポテンシャルも秘めています。また、堤防の北側(外洋側)の海底はなだらかな砂地ベースの地形になっているため、投げ釣りでのシロギスや、それを追うヒラメを狙うことも可能です。テトラ際ではカサゴも狙えます。
- アオリイカ: 基本の狙い目は港外側ですが、穏やかな港内側も見逃せない好ポイントです。特に堤防の根元付近にある折れ部(カーブ周辺)の港外側は、びっしりと入った沈みテトラの際にアオリイカの魚影を確認できることも多く、居着きをタイトに狙うエギングで外せない実績場となっています。
- メジナ(クロ): 適度に潮が落ち着く港内側や、潮がダイレクトに行き交う堤防先端部付近が有望なポイントです。沈みテトラにタイトに居着いているため、ウキフカセ釣りでマキエを効かせ、テトラの際やシズミの隙間から引きずり出すような丁寧なアプローチが効果的です。
- 【ピンポイント実績場】内側の壁が欠けているスポット: 赤灯台堤防の港内側で、最上部の壁が約50cmほど欠けている場所は、地元のフカセ釣り師の間でチヌやメジナの実績場として知られています。平坦な堤防の中で分かりやすい目印となるため、多くの釣り人がこの場所から正面にマキエ(撒き餌)を打ち込み続けてきた歴史があり、周辺の海底に魚が居着きやすい好循環が出来上がっていると考えられます。
- アクセスと駐車環境: 堤防の根元から西側へ続く岸壁一帯は「パシフィックグレーンセンター」の敷地となっているため、車で向かう際は東向きの海岸線沿いに回り込んで入釣するルートになります。堤防の根元で車道は行き止まりとなりますが、道幅が約10mと広いため、他の車両の通行の邪魔にならないよう車道の端に寄せて駐車が可能です。






赤灯台堤防(P1)のテトラ配置と狙える魚種・ポイント
600堤防(P2)
赤灯台堤防の南側に対峙する「600堤防」は、地元で「600m堤防」とも呼ばれるものの、現在の実際の長さ(岸壁から先端部まで)は約350mとなっています。沖へ突き出た先端部は、かつてに比べて潮流が変化したとはいえ、今なお谷山港の全域においてトップクラスの実績を誇る主要ポイントです。






多くの釣り人で賑わう秋の600堤防。右手には緑色のブイ、沖には大隅半島を望む
- 多彩なメインターゲット: 年間を通じてマダイ、チヌ、アオリイカなどが安定して狙えるほか、シーズンが来ればブリなどの大型青物やカマスの爆釣も期待できるエリアです。
- 北側エリア(泳がせ・のませ釣り): 堤防の北側を活きエサを使った泳がせ釣りで攻めると、アオリイカやスズキ(シーバス)の高釣果が期待できます。また、海底を意識して攻めれば、単発ながら40cm級の良型ヒラメが飛び出すポテンシャルも秘めています。
- 南北の沖合い(投げ釣り・ルアー): 堤防の南北に広がるやや沖合いの砂地エリアは、シロギス狙いの投げ釣りやルアー、泳がせ釣りなどで広く探ることができます。このエリアでは、引きの強いエソがヒットすることもあります。
- 先端部から南側(ウキフカセ釣り): 夏場に先端部付近から南側の潮をウキフカセ釣りでじっくり狙うと、40cm前後に育ったパワフルなヘダイも釣れます。このエリアでは、良型のアイゴ(バリ)の好釣果状況が継続することがあります。






谷山港600堤防周辺の地形と、海底段差・消波ブロック帯などの釣りポイント解説図
600堤防のアオリイカ釣り攻略
谷山港の600堤防は、錦江湾の潮流がダイレクトに当たるため非常に潮通しが良く、アオリイカの回遊が頻繁に見られる実績の高いエリアです。堤防全体の水深も適度にあり、春と秋のハイシーズンには抜群のストック量を誇ります。
📌 狙い目ポイント
- 赤灯台との間の海底段差(堤防の中ほど):
600堤防の中ほど(足元の沈みブロックが途切れる付近)から、対岸の赤灯台堤防の先端部にかけて海底に段差があります。ここにベイト(小魚)が溜まりやすく、アオリイカが最も居着きやすい大本命のスポットです。 - 堤防の先端部:
潮が最も激しく動く場所であり、ベイトを追って回遊してくる大型のアオリイカをダイレクトに狙える定番エリアです。 - 堤防の根元〜南北の両岸全域:
先端や中ほどに人が多くても十分にチャンスがあります。堤防全体にわたり、根元付近からでも全方向が射程圏内となります。 - 北側・交通安全教育センター前までの一帯:
堤防の根元から左手(北側)に広がる護岸エリアも、潮が動くタイミングでイカが回遊してくる有望ルートとして知られています。
🎣 おすすめの釣り方(生き餌の泳がせ釣り)
- オモリなしで自由に泳がせる:アジなどの生き餌にオモリを付けずフリーに泳がせることで、イカに警戒心を与えず自然にアピールできます。
- 一帯を広く探り歩く:一箇所に留まり続けず、イカの反応を見ながら堤防を歩いて探っていくスタイルが効果的です。特に上記の「海底段差」周辺は念入りに探りましょう。
⏱ 狙い目の時期と時間帯
- 春と秋がベストシーズン:数釣りが楽しめる秋(9月〜11月)と、大型一発が狙える春(4月〜6月)が狙い目です。
- 満潮周りが大チャンス:潮位が高くなる満潮の前後が、外洋からベイトやイカが接岸しやすく、最も活性が上がるベストタイミングです。
600堤防のマダイ・チダイ攻略
谷山港の600堤防でマダイ・チダイを狙うなら、潮通しが最も良い堤防の先端部が圧倒的な本命ポイントです。ここでは沖へ向かって仕掛けを遠投する「遠投カゴ釣り」が基本スタイルとなります。本流へと引っ張られるような『引かれ潮』が動き出すタイミングが絶好のチャンスです。
🎣 餌とタナの組み立て方
- マキエ(撒き餌):アミエビとパン粉をベースにし、集魚剤を混ぜて煙幕と匂いでアピールします。
- ツケエ(付け餌):針持ちを良くするために、糸巻きにしたアミエビを使用します。
- 釣りダナの目安:まずは「竿2本半(約12〜13m)」を基準とし、当日の潮の流れや魚の活性に合わせてこまめに調整するのが釣果の鍵です。
🛠 推奨タックル(仕掛け構成)
堤防からの大遠投に対応しつつ、数釣りが楽しめるチダイから不意の良型マダイまでバランスよくカバーできるセッティングです。
- ロッド:遠投竿 4号〜5号(扱いやすさと遠投性能のバランスが良いもの)
- リール:スピニングリール 4500番
- ウキ止め&シモリ玉:狙った深いタナ(水深)にウキを正確に固定するための必須パーツです。
- ウキ:遠投用発泡ウキ 15号
- ウキストッパー:ウキがカゴまで落ちて仕掛けが絡むのを防ぎます。
- 片テンビン&カゴ:網目の粗いステンカゴ(ウキの浮力に合わせ、オモリ12号〜15号をセット)
- ハリス:フロロカーボン 3号(2ヒロ・約3m目安。大物の引きや遠投時の負荷に耐えられる太さです)
- 釣り針:マダイ針 6号〜7号(アミエビが刺しやすく、チダイの小さな口にもしっかりフッキングします)
600堤防のチヌ攻略
600堤防一帯はチヌの回遊ルートとなっており、堤防の敷石際など、ほぼ全域でチヌ(クロダイ)を狙うことができます。条件が揃えばキロ級の堅実な釣果が期待できるポイントです。
📌 狙い目ポイント
- 堤防中ほど(やや先端寄り)の南側:
600堤防中ほどの、やや先端部寄りから南方向を狙っての釣果が多く見られます。ここには600堤防の根元から続く沈みテトラ帯の終端部があり、それがポイントを探す目印となります。
ここでの好潮は、南東方向から600堤防に向かう潮が、堤防沿いに(堤防から見て)やや左流れとなるようなときです。
狙い方は底層を狙ったウキフカセ釣りも有望。遠投気味に投じた仕掛けが、馴染んで岸壁沿いを左流れに流れる間に食って来る傾向があります。






【図解】600堤防中ほど(南側)での潮の流れとウキフカセ釣りの狙い方。南東からの潮が左へ流れるタイミングで仕掛けを馴染ませ、岸壁沿いのヒットゾーンをトレースします
- 堤防の敷石際(足元全域):
堤防の基礎となっている敷石の周りはチヌの格好の餌場になっており、堤防一帯のほとんどどこでも狙い目となります。 - 堤防の根元〜西側の岸壁一帯:
釣り人にはさほど人気のある狙い場ではありませんが、良型チヌの回遊、周回ルートとなっていてキロ級の堅調な釣果が見られることもあります。
600堤防のカマス攻略
谷山港一帯では、初夏頃から35cm前後級のアカガマスを主体にカマスが接岸するようになります。谷山港の中でカマスの実績が特に高い釣り場は、この600堤防です。
🎣 効果的な釣り方
- 多彩なアプローチが可能:小型のミノーやメタルジグ、ジグヘッドワームなどを使用したルアーフィッシングや、ウキ釣りで狙うことができます。
- 付け餌はキビナゴ:ウキ釣りの付け餌はキビナゴが基本です。皮目の光る新鮮なものは魚の反応も良く効果的です。キビナゴ餌を使う場合、十分に食い込ませてからのアワセが必要です。
⏱ 釣果を分ける「時合」の時間帯
- 夜明け前が最大のチャンス:カマスの時合は夜明け前に集中します。夜明け以降は極端に食いが落ち、散発的な釣果状況となるため、まだ暗い時間帯からのエントリーが必須となります。
🛠 推奨タックル(ウキ釣り仕掛け構成)
夜明け前の暗い時間帯でも扱いやすく、繊細なアタリを捉えやすい標準的なウキ釣り(電気ウキ)のセッティングです。
- ロッド:遠投竿(磯竿) 2号〜3号(4.5m〜5.3m)
- リール:スピニングリール 3000番
- 道糸:ナイロン 3号
- ウキ止め:タナ(水深)を一定に保つための必須パーツです。
- シモリ玉
- ウキ:棒ウキ 3号(夜間は電気ウキ)
- からまん棒:仕掛けの絡みを防ぐパーツです。
- オモリ:樽型オモリ 3号(ウキの浮力に合わせます)
- ハリス:フロロカーボン 2号〜2.5号(1ヒロ半・約2m〜2.5m目安。カマスの鋭い歯によるラインブレイクを防ぐため、針の結び目付近にビニールチューブを数センチ通して保護します)
- 釣り針:チヌ針 2号


【図解】夜明け前のカマス狙いに最適なウキ釣り仕掛け。カマスの鋭い歯によるラインブレイク(糸切れ)を防ぐため、ハリスの針元には必ずビニールチューブを通して保護しておきましょう。
600堤防で釣れるその他の魚
600堤防では、アオリイカやマダイ、チヌといった本命魚種のほかにも、アジやカサゴ、そして潮通しの良さを活かした青物など、多彩な魚種を狙うことができます。
アジ
600堤防では、夏季に竿下狙いのサビキ釣りでアジ子が狙えます。先端部付近から沖合いを遠投カゴ釣りで狙えば30cm前後級までの良型アジも期待できます。
カサゴ
600堤防のカサゴは、やや良型傾向です。堤防の南側、北側ともに狙えますが、狙いポイントは堤防際だけに限定するよりも、敷石やブロック際から堤防際までを広く探るような釣り方が効果的です。仕掛けがブロックなどの穴に入ったと感じたら、しばらく魚信を待つことも大事です。オモリは丸玉オモリの3~4号、ハリスは5cm前後を目安とします。
回遊魚・青物(ブリ・ヤズ・ネイゴ・サゴシ)・ヒラスズキ
潮通しの良い600堤防周辺は、ベイト(小魚)の回遊に伴って活発なナブラが発生するエリアです。ルアー(メタルジグなど)や釣れた小魚を餌にした泳がせ釣りで狙えますが、魚種によってシーズンや時間帯が異なります。
- ネイゴ(カンパチの若魚):盛夏から初秋(7月〜9月頃)の朝マズメが特に有望です。
- サゴシ(サワラの若魚):秋から初冬(9月〜11月頃)がシーズン。朝マズメだけでなく、夕マズメにもナブラが発生しやすいのが特徴です。
- ブリ・ヤズ:秋から冬にかけて、アジやカマスなどのベイトの接岸状況に合わせて堤防の先端部を中心に回遊が見られます。
- ヒラスズキ:
秋から冬(10月〜12月頃)および春先が有望シーズンです。朝マズメなどのタイミングでベイトを追って回遊してきた個体を狙います。堤防周辺(特に北側など)での泳がせ釣りに実績があるほか、ミノーやシンキングペンシル、ワーム等を使用したルアーフィッシングでも人気の高いターゲットです。
💡 釣り場で役立つ豆知識!赤灯台と白灯台の国際ルールと600堤防の謎
全国の港で見かける「赤灯台」と「白灯台」ですが、その配置には世界共通の厳格な国際基準(水源方向の原則)があります。基準となるのは「外海から港に向かって入港する船の目線」です。船から見て右手に見えるのが「赤灯台(夜間は赤光)」、左手に見えるのが「白灯台(夜間は緑光)」と決ままっており、船はこの2つの灯りの間を通って安全に入港します。
しかし、実際の港を見渡すと必ずしも二つの灯台が揃っているとは限りません。港の地形的な問題や予算・コストの問題により、片方しか建てられていないケースも多々あります。
谷山港について見てみると、錦江湾から入港する船から見て右手(北側)にあるから「赤灯台堤防」と呼ばれます。対岸の600堤防(南側)は本来なら「白灯台」が建つべき左手にあたりますが、先端に今も残る古いコンクリートの土台は、かつて港の左端を照らしていた白灯台の遺構と考えられます。現在はその役割を、600堤防沖の海面に浮かぶ緑色のブイ「鹿児島港谷山第1号灯浮標」が引き継いでおり、夜間は緑色に光って船を安全に導いています。
ヘリポート前(P3)
沖合へ300mほど突き出た地形となっているヘリポート前の岸壁は、車を横付けできることなどから600堤防と並んで人気の釣り場となっています。






【ヘリポート前(P3)の全景】車を横付けして広々と釣りが楽しめる開放的な護岸。夏の晴れた日には、錦江湾の向こうに鹿児島県庁や黎明みなと大橋が霞んで見えるのどかなロケーションです。
📌 潮回りと狙い目のロケーション
- 沖の一文字堤防側(東向きの岸壁):沖の一文字堤防との間(水道)は魚の通り道となっており、総じて潮が良く流れて魚が多く入ってくる状況が有望です。ただし、タイミングによっては潮が速く流れることもあるため、仕掛けの流し方には注意が必要です。
- 潮が緩い時は両端の角を狙う:東向きの岸壁の両端(南側と北側の角付近)は、潮の流れが不完全な時でも、岸壁の中央部に比べると魚が寄りやすいポイントになります。
- 夜釣りの好条件:岸壁には常夜灯も多く、集光性の魚の夜釣り釣果も期待できます。
🎣 効果的な釣り方とターゲット
- アジ子などの小魚を使った泳がせ釣り:アオリイカやヒラメなどの魚が狙えます。
- 多彩な釣法に対応:釣り場の状況に合わせて、遠投カゴ釣り、泳がせ釣り、ブッコミ釣り、サビキ釣りなどが効果的です。
ヘリポート前の好潮は右流れ
一文字堤防側では、上げ潮・下げ潮ともに右流れ(錦江湾口方向への流れ)が好条件となります。特に、左流れの上げ潮によって一文字堤防とヘリポート前岸壁の間に魚が入った後、下げ潮に切り替わって右流れになったタイミングは大きな期待が持てます。






【ポイントマップ】ヘリポート前(P3)の全体図と魚種別の狙い目。車を横付けできる東向きの岸壁を中心に、常夜灯の位置やターゲットごとのポイントを示したマップです。
ヘリポート前のアジ攻略
- アジ子(夏季):夏には岸壁一帯の足元(サビキ釣りなど)で手軽に数釣りが楽しめます。
- 良型アジ(通年):一文字堤防側(沖合)が有望ルートで、ほぼ1年を通して狙うことができます。朝夕のマズメ時に遠投カゴ釣りで沖をダイレクトに狙うのが特に効果的。夜釣りでは「岸壁北側の角付近にある常夜灯周り」が本命ポイントになります。
ヘリポート前のサバ攻略
- 秋の良型マサバ回遊:谷山港では秋になると良型のマサバの回遊も見られる様になります。ここヘリポート前の東向き岸壁一帯(一文字堤防側)はその絶好の狙い場です。
- 遠投は不要:この時期のサバは岸から15mほどのすぐ近くまで群れで寄ってくるため、強く遠投する必要はありません。
- 釣りダナの目安:まずは「竿1本前後」を基準とし、当日の魚の活性や状況に合わせて細かくタナを調整するのが釣果を伸ばす鍵です。
ヘリポート前のシロギス攻略
- 当歳魚(新子)が主体:ヘリポート前で狙えるシロギスは、その年に生まれた当歳魚(小型〜中型)がメインとなります。
- 有望エリア:一文字堤防側、または岸壁北側の角付近が実績の高いポイントです。
- チョイ投げで手軽に狙う:チカラ糸を使わない、ライトなチョイ投げスタイルが主流です。一文字堤防側は岸壁の足元付近に敷石が入っているため、手前まで仕掛けを巻きすぎると根掛かりしやすく注意が必要です。
ヘリポート前のチヌ攻略
- アベレージは30cm以上の良型:ヘリポート前はサイズが期待でき、30cm以上の良型が平均して混ざります。特定のスポットに偏らず、岸壁のほとんどどこからでも狙うことができます。
- ウキフカセ釣り(足元):岸壁際の敷石(基礎石)の周りをタイトに狙うウキフカセ釣りが有望です。
- 遠投カゴ釣り(沖合):一文字堤防側では、遠投カゴ釣りでさらに沖に走る潮目や深みをダイレクトに攻めるのも効果的です。
ヘリポート前のマダイ・チダイ攻略
- 一文字堤防側が本命:マダイとチダイを狙うなら、潮がしっかりと通る一文字堤防側(東向きの岸壁)が一般的な釣り座となります。
- 狙い目は沖合約60m:岸壁から約60mほど沖合にある深いエリアが、マダイの回遊ルートとなる主要ポイントです。
- 釣り方の選択肢:仕掛けを大遠投して狙う「遠投カゴ釣り」が最も一般的ですが、海底をダイレクトに狙える「ブッコミ釣り」も高い効果を発揮します。
ヘリポート前のマダコ攻略
谷山港のマダコは、ヘリポート前の岸壁が特に有望なポイントです。1年を通して狙うことができますが、本格的な釣果が望めるのは5月頃から6月頃までとなります。なお、最近の谷山港のマダコは減少気味であり、本格的な釣果の始まりも昔に比べて遅れる傾向があります。
- 釣り方(タコテンヤ釣り):豚肉や鶏のささみ肉を針金で縛り付けたタコテンヤを使用します。メインの狙いポイントは岸壁際ですが、反応が無ければやや沖合へ投じて仕掛けを着底させ、ゆっくりと底引きするのが基本的な釣り方です。夏場(7月頃など)にはタコエギを使って500g前後が上がった実績もありますが、いずれの釣り方も根掛かりには注意が必要です。
- アクションのコツ:シーズン中盤以降はアタリが不鮮明になることもありますが、竿をしゃくって仕掛けにアクションを加えてやると乗ってくることがあります。
- 狙い目の潮回り:満潮の直前や、満潮の潮止まりから下げ潮が動き始める時間帯がベストです。干潮時や潮止まりのタイミングはほとんど期待できません。
ヘリポート前で狙えるその他の魚
ヘリポート前の岸壁では、主要な魚種のほかにも、多彩なターゲットを狙うことができます。それぞれの特徴と実績のある釣り方は以下の通りです。
アオリイカ
数釣りが楽しめる秋と、大型が狙える春がハイシーズンです。エギングでの狙い方のほか、サビキ釣り等で釣ったアジ子を使った夜間の泳がせ釣り(のませ釣り)でも実績があります。300g〜500g級を主体に、時期によってはキロ級までの堅調な釣果が報告されています。
コロダイ(夏〜秋の夜釣り)
水温が高い夏から秋にかけての夜釣りが本番です。夜間になると餌を求めて岸壁際や足元の敷石周りまで果敢に回遊してきます。手軽で安価な「青虫(青ゴカイ)」の房掛けでも十分に実績がありますが、匂いと集魚力がさらに強い「本虫(マムシ)」を使用するのも効果的です。また、足元に小魚などのエサ取りが多い場合は、エサ持ちが抜群に良く、釣具店で手軽に入手できる冷凍の「海エビ(シバエビ等)」や「ユムシ」を使用したブッコミ釣りで大型を狙うことができます。
メジナ・クロ(梅雨・秋)
ヘリポート前の南向き岸壁の角部付近にて、ウキフカセ釣りで狙うことができます。梅雨頃には足の裏級(30cm前後)のサイズが期待でき、夏から秋にかけては手の平級の数釣りが楽しめます。
カワハギ(秋)
秋(10月〜11月頃など)に肝が肥大化する時期が最も狙い目です。アサリの剥き身などを餌にした胴突き仕掛けなどのエサ釣りで実釣実績が登録されています。
日本ガス前(P4)
ヘリポートの南側に位置する約500mの岸壁で、南端にある「日本アグリガス株式会社」のタンク前がメインの狙い場です。主にアオリイカ、アジ、コロダイ、チヌ、ネイゴ、ヤズなどの多彩な魚種を狙うことができます。






【日本ガス前(P4)の風景】広大な岸壁に車を寄せ、のんびりと竿を出せるポイント。正面に沖の一文字堤防と桜島を望む開放的なロケーションで、夕暮れ時には静かで心地よい時間が流れます。
📌 地形の特徴と狙い目ロケーション
- 水深とボトムの環境:岸壁近くの水深は「ヘリポート前」に比べると少し浅く、海底は基本的に砂地となっています。ただし、岸壁の近くには敷石などの障害物が入っているため、手前での根掛かりには注意が必要です。
- 東向き岸壁の中央部(消波ブロック):日本ガス前の岸壁には目立った消波ブロック帯はありませんが、東向き岸壁の中央部付近に少し消波ブロックが積まれた所があり、ここも各魚種の有望ポイントとなっています。
- 沖合の潮目を狙う:手前が比較的浅いため、沖合を狙った遠投性の高い仕掛けや、遠くまで効かせる撒き餌が有効となることもあります。






【ポイントマップ】日本ガス前(P4)の全体図と魚種別の狙い目。南端のタンク前(P4-a・P4-b)から中央の消波ブロック帯(P4-c)にかけて、それぞれの主要な狙い場と実績のある魚種。
日本ガス前のアジ攻略
- 有望シーズン: 梅雨(6月頃)〜秋(10月頃)
- 南側角付近のアジ子が有望:ヘリポート前ほど狙う人は多くありませんが、あちらの釣果状況が思わしくない時でも良く釣れることがあるため試してみる価値があります。
- ウキサビキ釣りが確実:ここのアジ子は岸壁際にあまり寄ってこない傾向があるため、ウキサビキ釣りで沖目を狙える準備をしておいた方が確実な釣果を得られます。
日本ガス前のオオモンハタ・キジハタ攻略
- 有望シーズン: 盛夏(7月)〜秋(10月頃)
- 南側角の少し北側がポイント:このエリアではオオモンハタやキジハタといった高級ハタ類を狙うことができます。
- ルアーで専門に狙うのも有望:これまではメジナ狙いの外道として釣れることが多く見られましたが、ルアーなどで本命として専門に狙えばさらなる釣果も期待できます。
日本ガス前のチヌ攻略
3月頃から11月末頃までが特に有望なシーズンで、40cmオーバー級が比較的良く釣れるポイントです。12月頃からは釣果が少なくなりますが、散発的に良型の釣果が継続します。この一帯は変化の乏しい砂地ベースの海底地形のため、岸壁の沖合約20〜30m付近に撒き餌を一点集中で打ち、回遊するチヌを足止めする攻め方が効果的です。
🎣 効果的な釣り方(ウキ沈め釣り)
仕掛けを撒き餌と同調させながら海底へゆっくりと沈めていく「ウキ沈め釣り」が非常に有効です。撒き餌には、遠投性が高くまとまりの良いチヌ用集魚剤を使用します。
🛠 推奨タックル(仕掛け構成)
変化の少ない砂地でチヌに警戒心を与えず、深いタナまで自然に仕掛けを送り込める繊細なセッティングです。
- ロッド:チヌ竿 0.6号(5.3m前後。魚の引きをいなせるしなやかなもの)
- リール:スピニングリール 2500番
- ミチイト:1.5号〜2号
- ウキ:円錐ウキ 00号(潮のなじみとともに沈む仕様)
- ハリス:フロロカーボン 1号(3ヒロ・約4.5mと長めに取ることで、水深のある底付近でエサを自然に漂わせます)
- 釣り針:チヌ針 1号
- その他備品:潮受け、サルカン、ガン玉(G7)
日本ガス前で狙えるその他の魚
日本ガス前の岸壁では、主要な魚種のほかにも、多彩なターゲットを狙うことができます。それぞれの特徴と実績のある釣り方は以下の通りです。
マダイ・チダイ(夏季)
東向きの岸壁の南側角付近から、遠投カゴ釣りで良型のマダイを狙うことができます。特に夏場には、足の裏前後級のマダイがよく釣れるポイントです。
カワハギ(秋季)
岸壁の南側エリアなどでは、秋頃になると手の平前後級のカワハギが散発的に釣れるようになります。アサリの剥き身などをエサにした胴突き仕掛けなどで狙うことができます。
その他の実績魚種一覧
上記のほかに、日本ガス前の岸壁(中央の消波ブロック周りや南端のタンク前など)で釣果実績があります。
● アオリイカ
● コロダイ
● ネイゴ(カンパチの若魚)
● ヤズ(ブリの若魚)
● カタボシイワシ
● トウゴロウイワシ
● ベラ
谷山長水路(P6)
赤灯台〜600堤防側の港湾部と七ツ島側の港湾部を南北に結ぶ谷山長水路は、港の奥の奥に位置し、チヌ(クロダイ)やキチヌ(キビレ)が狙える格好の釣り場です。周囲は多くの建物に囲まれているため風に強く、多少の悪天候でも釣りが楽しめる強みがあります。






【長水路での激闘】流芯の底層でヒットしたキチヌとのやり取り。大きく弧を描く竿と、隣の釣り人が玉網入れをサポートする緊張感のあるシーン。周囲の建物が風を遮る長水路ならではのロケーションです。
🎣 効果的な釣り方と攻め方
- ウキフカセ釣り(流芯狙い):
水路の中央を流れる「流芯」付近の底層をじっくりと狙うのが、ここでの一般的な攻略スタイルです。 - 落とし込み釣り(船の間):
仕掛けを流すのが難しい係留船と船の間などの隙間や障害物周りでは、足元をタイトに探れる落とし込み釣りが非常に有望です。
交通安全教育センター前(pb)






【交通安全教育センター前(pb-d)の景観】中型船が停泊し、背の高い照明ポールが立つ開放的な岸壁。ここはチヌの好釣り場である谷山長水路の入り口にあたります。
交通安全教育センターの西約150mに位置し、「谷山長水路」の北口付近にあたるエリアです。小さな船溜まりや堤防があり、年間を通じてアジやアオリイカなどを狙うことができます。






【ポイントマップ】交通安全教育センター前(pb)と長水路口の全体図。常夜灯がある西側角(pb-d)の夜釣りポイントや、アジ・アオリイカの回遊ルート、カサゴが潜む北側のテトラ帯(pb-b)の位置が一目で把握できます。
📌 狙い目ポイントとターゲット
- 水路側(良型アジ・アオリイカ):
良型のアジやアオリイカを狙う場合は、潮が通り抜ける長水路側が有望なポイントとなります。 - 常夜灯周り(夜釣り):
夜間は水路口の西側角にある常夜灯周り(ポイント図:d)がベイトの集まる一級スポットとなり、アジやアオリイカの高い実績を誇ります。 - 600堤防・長水路からの回遊(チヌ・キチヌ):
ここは600堤防の延長線上に位置し、さらに谷山長水路の入り口にも面しているため、チヌやキチヌ(キビレ)の主要な回遊ルートとなっています。そのため、ここでも良型の釣果が十分に期待できます。 - 北隣のテトラ帯(カサゴ):
船溜まりの北側に隣接するテトラ帯(ポイント図:b)では、隙間や根の周りをタイトに探ることでカサゴなどの根魚(アラカブ)が狙えます。
七ツ島
コマロック・鹿商海運周辺(P9, Pa)
コマロックや鹿商海運周辺の岸壁は、マダイ、チダイ、アジをはじめ、多彩な魚種が顔を見せる実績の高いポイントです。遠投カゴ釣りや、夜間の大物狙いが非常に面白い環境です。






【コマロック前(P9)の埠頭先端】車を横付けしてダイナミックな遠投カゴ釣りが楽しめるポイント。対岸の砂置き場や緑色のサイロ、そして海の向こうにそびえる桜島をバックに、日中はマダイやチダイ、秋には良型アジを狙って竿を振る釣り人の姿が見られます。
- アジ(秋):秋頃になると20cm前後に良型化したアジが昼釣りでも狙えるようになります。岸壁から沖へ20〜30m付近を狙ったウキサビキ釣りが効果的で、時間帯は夕マズメが特に有望です。
- マダイ・チダイ:日中は仕掛けを大遠投する遠投カゴ釣りが主流です。一方で、良型マダイに的を絞るなら夜間の「ブッコミ釣り」が非常におすすめ。エサ取りに強いユムシなどの虫エサを使用することで、大物を引き出すことができます。
- ネイゴ(秋):秋口にはルアーフィッシングで回遊してくるネイゴ(カンパチの若魚)を狙うことができます。






【ポイントマップ】コマロック周辺(P9, Pa)の全体図とアクセス。産業道路の信号やコメダ珈琲店などの分かりやすい陸上の目印から、2つの埠頭へのルート、ターゲットごとの実績ポイントが一目で把握できます。
⚠️ 知っておきたい、七ツ島で釣れるシロサバフグと食中毒リスク
七ツ島では基本的に無毒とされるシロサバフグが釣れることがあり、ネット上でも食レポやレシピが複数存在しますが、自家調理には以下のような極めて深刻なリスクが潜んでいる点に注意が必要です。
- 猛毒の「ドクサバフグ」と見分けがつかない:外見が酷似した猛毒種が存在し、鹿児島県沖でも明確に捕獲例が記録されています。
- ハイブリッド(交雑種)フグの危険:近年、海水温の上昇などに伴って異なる種類のフグが交雑した「ハイブリッドフグ」が各地で問題になっています。
- 個体差による毒化リスク:見た目はシロサバフグに見えても、個体差や交雑の遺伝子により、本来毒がないはずの部位に猛毒が含まれている危険性があります。
【コマロック前での実釣実績】七ツ島周辺で秋口によく混ざるシロサバフグ。上品な白身で美味しい魚ですが、猛毒種との見分けが非常に難しいターゲットでもあります。
障子川河口北側(P8)
谷山港の七ツ島側港湾部に注ぐ障子川の河口エリアです。淡水と海水が混ざり合うロケーションでベイトの魚影が極めて濃く、それらを追う大型の回遊魚から手軽なライトゲームまで、多彩なターゲットで賑わいます。






【ポイントマップ】障子川河口北側(P8)の全体図と狙い目。河口付近から北側の船溜まり、岸壁にかけて配置された3箇所の主要狙い場(P8-a〜c)と、それぞれの実績魚種が一目で把握できます。
- サッパ(冬季)と青物回遊:冬場になると港湾部一帯にサッパの群れが集まります。このサッパをエサにした泳がせ釣りでブリ、ルアーフィッシングでサゴシ(サワラの若魚)などの大型青物をダイレクトに狙うことができます。
- シロギス(夏季):七ツ島エリアはほぼ全域が砂地ベースのためシロギスの好釣り場ですが、夏にはこの障子川河口周辺が絶好の狙い目になります。
- シロギスの狙い方と注意点:狙い目は沖合15m付近から手前の敷石際、および海底の深みなどの地形変化がある場所です。ただし、仕掛けを足元の敷石に寄せすぎると根掛かりが多発するため、そのやや沖までを丁寧に探るのがコツです。
- アジ子:障子川河口の船溜まり内では、サビキ釣りでアジ子の数釣りが有望です。
- アイゴ:河口左岸の岸壁(P8-a, P8-b, P8-c)では、ウキフカセ釣りで足の裏級(25cm前後)のアイゴが散発的・単発的にヒットすることがあります。
障子川河口南側(P5)
谷山港の南端に位置するエリアです。障子川河口の船溜まりと同様に、ベイト(小魚)の接岸状況に釣果が大きく左右される特徴を持っています。






【ポイントマップ】障子川河口南側の全体図とアクセス。産業道路の「食肉センター入り口」交差点からのルートと、冬季のサッパパターンでブリやヒラメ、スズキが狙える実績エリアが分かりやすくまとめられています。
- 冬季のベイトパターン:冬場にサッパの群れが入ると、それを追ってブリなどの大型青物が回遊してくるため、サッパを生き餌にした泳がせ釣りが非常に有望です。サッパはアジよりも弱り難く泳がせ釣りにも最適です。釣り針は孫針も付けて、生餌の頭の後ろと尾の付け根(尾柄部)に針掛けします。オモリは使わずに生餌を自由に泳がせます。
- フラットフィッシュ・シーバス:底質の砂地や障害物周りを意識することで、ルアーや生き餌釣りを用いてヒラメやスズキ(シーバス)を狙い分けることも可能です。


【仕掛け図】冬のブリ攻略!実績の泳がせ釣りセッティング。強烈な引きに耐える5000番以上のリールと極太ハリスをベースに、生き餌が足元の敷石に潜り込むトラブルを防ぐ1m〜1.5mのハリス長が現場でのベストバランスです。
📜 釣り場で役立つ豆知識!消えた海と陸上に残された「七ツ島」の歴史
現在は工業地帯の岸壁として広大な陸地が広がっている七ツ島エリアですが、かつてここには名前の通り大小7つの本物の島(岩島)が海に浮かんでいました。江戸時代の薩摩藩の地誌『三国名勝図会』にも「景色の非常に素晴らしい景勝地」として記録されており、当時は美しい砂浜から泳いで渡れる距離に島々が並んでいました。
海面に岩島が点在していたということは、このエリアの海底が元々は豊かな「岩礁帯」だったことを意味しています。昭和47年(1972年)からの大規模な埋め立て工事(谷山2区開発)によって6つの島は土砂の下へと消滅し、足元は平坦なコンクリート護岸へと変わりました。しかし、水面下の地盤には当時の複雑な沈み根や荒い岩場、急激なカケアガリが今なお色濃く残されています。
この天然の岩礁地帯というベースがあるからこそ、身を隠す障害物(ストラクチャー)やエサとなる甲殻類が非常に豊富で、現在でもチヌや高級ハタ類、そして夜間のコロダイなどが集まる一級の釣り場であり続けているのです。
ちなみに、一番大きかった「父島」と呼ばれる島が1つだけ、現在の陸地(産業道路のすぐ脇)に当時の岩肌のまま残されています。周囲をすべて埋め立てられた結果、現在は陸上にポツンと取り残された不思議な岩山となっており、かつてここが豊かな岩礁の海だった時代の生き証人としてひっそりと佇んでいます。
谷山港のアオリイカ
谷山港では赤灯台堤防、600堤防、ヘリポート前などで、アオリイカの比較的安定した釣果が期待できます。エリアごとのピンポイントな攻略に加え、港全体の回遊傾向や一級の地形変化を把握しておくことが釣果を伸ばす鍵となります。
アオリイカの釣果予測
年ごとの接岸数や季節の推移を予測するための目安と、狙い目のタイミングです。
- 春シーズン(大型狙い):3月頃から水温上昇に伴って大型の親イカが産卵のために接岸し始めます。梅雨時期にかけてキロオーバーの期待値が最も高まる時期です。
春の谷山港のアオリイカ釣果予測の目安となるのが山川方面での釣果状況です。潮流に乗って錦江湾内に入って来るアオリイカが山川外港で釣れ始めてからおおよそ2ヶ月後、または指宿港で釣れ始めてから20日~1ヶ月ほど後に谷山港でもアオリイカの釣果が期待できるようになります。
谷山港では次のような順でアオリイカが釣れ始めます。
① ヘリポートの沖合の一文字堤防
② 600堤防 … 湾口への下げ潮に乗ったアオリイカが釣れ始める
③ ヘリポート前岸壁 - 秋シーズン(数釣り):9月頃からはその年に生まれた新子(小型〜中型)の数釣りが楽しめます。活性が高くエギへの反応も非常に良いため、初心者にも最適なハイシーズンとなります。
- ベイトの接岸が最大の指標:アオリイカの釣果は、餌となるアジ子やイワシ、サッパなどのベイトフィッシュの接岸状況に10割連動します。サビキ釣りでの小魚の釣果が聞こえ始めたタイミングが、そのままアオリイカの好調予測のサインとなります。
赤灯台堤防と600堤防の間の海底段差部のアオリイカ
谷山港屈指の一級ピンポイントであり、アオリイカの絶好のストラクチャー(障害物)となっているエリアの攻略法です。この段差部は、赤灯台堤防と600堤防のどちらからでも狙えます。






【海底地形マップ】赤灯台堤防と600堤防の間に隠れた段差部。潮がぶつかりベイトフィッシュが最も溜まりやすい急激なカケアガリとなっており、谷山港全体の中でもアオリイカの回遊が集中する超一級ピンポイントです。
- 海底段差部(カケアガリ)の重要性:赤灯台堤防と600堤防の間に位置する水道部には、海底の地形が大きく変わる「段差部(カケアガリ)」が存在します。この地形変化は潮がぶつかってヨレやすく、アジなどの小魚が溜まるため、それを待ち伏せるアオリイカの格好の潜み家となっています。
- エギングでの攻め方:仕掛け(エギ)を段差の手前、または奥へしっかりとキャストして着底させます。段差の傾斜に沿ってエギを跳ね上げ、フォールでじっくり見せるアクションが非常に効果的です。
- 根掛かりへの配慮:段差付近は潮が複雑に流れるだけでなく、底に沈み根やカキ殻などの障害物が絡むため、フォール時間を長くとりすぎると根掛かりのリスクが高まります。当日の潮の速さに合わせてカウントダウンを細かく調整するのがコツです。
✍️ 編集後記と今後のアップデート
ここまで谷山港の主要な釣り場ポイント(600堤防、赤灯台、ヘリポート前、日本ガス前、長水路、交通安全教育センター前、七ツ島)の実戦的な攻略情報をお届けしました。読者の皆様の釣行に少しでもお役立ていただければ幸いです。
📌 まだまだ広がる谷山港のポテンシャル
今回のガイドでは、まずは実績・人気ともに高い主要エリアを厳選して徹底的に精査いたしました。しかし、谷山港には釣り人の間で「コカ・コーラ前(セールスセンター前)」と呼ばれる広大な砂置き場周辺の岸壁など、まだ本稿では網羅しきれていない魅力的なポイントが複数残されています。これらのエリアについても、現地のリアルな状況や正確なポイント図が整い次第、順次コンテンツを拡充・アップデートしていく予定ですので、ぜひご期待ください。
🎣 皆様からの「リアルな釣果情報」を大募集!
魚の回遊ルートや接岸状況は、季節や年によって刻一刻と変化します。そこで当サイトでは、実際に谷山港へ足を運ばれている釣り人の皆様からの生の情報をお待ちしております。
- 「◯月頃、長水路の流芯フカセで45cmのキチヌが上がった!」
- 「日本ガス前でサビキのアジ子が爆釣し、それを追ってネイゴのボイルがあった」
- 「障子川河口南側で、自慢の泳がせ仕掛けでついにブリを仕留めた!」
など、どんな小さな情報でも構いません。皆様の貴重な体験談やヒットタックルのご報告が、次の釣り人の大きな一歩に繋がります。ぜひ 釣果状況投稿フォームや お問い合わせフォームからお気軽に情報をお寄せください。安全第一で、素晴らしいフィッシングライフを!


