米ノ津港のポイント






【鹿児島県出水市「米ノ津港」の6つの主要釣りポイントマップ(全体図)】
【P1】新埠頭:先端部
【P2】新埠頭:港内側岸壁 足場が良く、サビキ釣りやファミリーに最適。
【P3】赤灯台堤防 「赤灯台」の愛称で親しまれる潮通しの良い超人気スポット。
【P4】中埠頭南側の船溜り 港の最奥部に位置するポイント。
【P5】北埠頭:港内側岸壁 車を横付けして広範囲を狙えるポイント。
【P6】北埠頭:外堤防 サワラやシーバスなど、大型の回遊魚を狙い撃つ戦略的スポット。
新埠頭のポイント
新埠頭エリアは「みなと公園」に隣接し、公園内には公衆トイレがあります。岸壁は広々としており、車を横付けして釣りを楽しめるため、荷物の多い釣行やファミリーフィッシングにも利用しやすいエリアです。
新埠頭の先端部には、その前面を遮る外堤防がなく、港内側へ約170m進んだところにある赤灯台堤防が外堤防に近い役割を果たしています。このため、新埠頭先端から赤灯台堤防にかけては港外の海に向かって開けており、潮通しが良いのが特徴です。アジなどの小型回遊魚だけでなく、赤灯台堤防周辺ではタチウオも狙えるなど、季節によってさまざまな魚の回遊が期待できます。






【P1】新埠頭:先端部
新埠頭の先端部は米ノ津川の河口に近く、河川の影響を受けるポイントです。岸壁際には敷石が入り、その先は砂地へと変化しているため、敷石と砂地の境界付近はチヌなどを狙う際のポイントになります。シロギスを狙う場合は、その先に広がる砂地を探ってみるとよいでしょう。
また、新埠頭先端の角からテトラ帯が始まるまでの約20mの区間(ポイント図の赤い三角で示したゾーン)は、アジ子などの小魚が集まりやすい場所です。小魚の群れが入っているときは、サビキ釣りなどで狙うことができます。
【P2】新埠頭:港内側岸壁
新埠頭の港内側岸壁は、米ノ津港を代表するコノシロの好ポイントです。特に春はコノシロの群れが港内に入ると多くの釣り人が訪れ、岸壁に釣り人が立ち並ぶこともあります。群れの回遊に当たれば、サビキ仕掛けで数釣りを楽しめるのがこのポイントの大きな魅力です。
水深は約12mあり、コノシロやイワシなどの小型回遊魚だけでなく、チヌやスズキ、ヒラスズキ、アオリイカ、コウイカ、カサゴなど多彩な魚種を狙えます。また、赤灯台堤防の根元付近にはスロープがあり、その周辺に集まる小魚を狙ってスズキなどのフィッシュイーターが入ってくることがあります。小魚の群れが見えるときは、スロープ周辺もチェックしておきたいポイントです。
【主な狙い魚】:コノシロ、イワシ、スズキ(マルスズキ)、ヒラスズキ、アオリイカ、コウイカ、チヌ、メバル、アイゴ、ボラ、カサゴ、タチウオ






新埠頭の港内側岸壁は、車を釣り座のすぐ近くに駐車して手軽に竿を出せる人気ポイント。春先にはコノシロなどの回遊も期待できます。
【P3】赤灯台堤防
赤灯台堤防は、新埠頭の港内側から約170mの位置にあり、米ノ津港の外堤防に近い役割を持つ堤防です。港外からの潮が入りやすく、サヨリやタチウオなどの回遊魚を狙えるほか、時期によっては青物の回遊も期待できます。
また、赤灯台堤防は一年を通してチヌを狙える好ポイントで、40cmを超える良型の実績もあります。特にテトラ帯が終わる付近から堤防先端までが有望な区間です。
堤防の先端部や港外側では、ウキフカセ釣りでアイゴ(バリ)もよく釣れます。潮通しの良い場所を中心に、チヌだけでなくさまざまな魚を狙えるのが赤灯台堤防の特徴です。
【主な狙い魚】:コノシロ、スズキ、アオリイカ、コウイカ、チヌ、メバル、アイゴ(バリ)、ボラ、カサゴ、タチウオ、サヨリ、青物
中埠頭エリアのポイント






【中埠頭エリアの釣りポイント】
中埠頭
中埠頭は、港奥にある大きなサイロが目印の埠頭です。ここでのメインターゲットはウキフカセ釣りで狙うチヌで、一年を通して狙うことができます。また、アジ子やコノシロなどの小魚も回遊し、埠頭の先端部付近ではシロギスを狙うこともできます。
埠頭には工場施設があるため、施設内には立ち入らないようにしてください。釣りをする際は、工場の作業や車両の通行を妨げないよう十分に配慮し、現地に立入禁止などの表示がある場合は必ずその指示に従ってください。
【主な狙い魚】:チヌ、アジ子、コノシロ、ボラ、シロギス
【P4】中埠頭南側の船溜り
中埠頭の南側には、二つの堤防に囲まれた小さな船溜りがあります。港内でも比較的波の穏やかな場所で、チヌやボラ、アジ子などを狙うことができます。
岸壁際や堤防周辺ではカサゴなどの根魚も狙えるため、足元を探る釣りにも向いています。外向きの堤防のように回遊魚を待つポイントというより、船溜りの岸壁際や底付近を探りながら魚を狙うポイントです。
北埠頭エリアのポイント






【北埠頭エリアの釣りポイントマップ図】
【P5】北埠頭:港内側岸壁
北埠頭の港内側岸壁は、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを狙えるポイントです。港内の底付近を探ることでヒラメやマゴチが期待でき、コノシロの群れが入っているときにはサビキ釣りも楽しめます。
また、チヌやキチヌ、ボラなども狙うことができ、季節や魚の回遊状況によってさまざまな釣りを楽しめる岸壁です。
【P6】北埠頭:外堤防
北埠頭から延びる全長約300mの外堤防は、米ノ津港の中でも狙える魚種の多いポイントです。チヌやメジナ、スズキなどを狙えるほか、タチウオの回遊時期には堤防の先端部から港外側にかけてもポイントになります。
港外側ではアジなどの回遊魚のほか、シロギスやマゴチなども狙えます。堤防周辺にはカサゴなどの根魚も生息しており、季節や狙う魚に応じてさまざまな釣りが楽しめます。
【主な狙い魚】:チヌ、メジナ、スズキ、タチウオ、アジ、シロギス、マゴチ、カサゴ、ボラ






春霞のなか、穏やかな陽気に包まれる米ノ津港。北埠頭の外堤防からは、中埠頭や新埠頭を一望できます。港外側のテトラ帯は、ルアーマンに人気のポイントです。
米ノ津港のコノシロ
米ノ津港は鹿児島県内でも特にコノシロ釣果が期待できる好場です。例年、3月頃から20~25cm級のコノシロが数もかなり期待できるようになります。特に期待できるのは朝まずめから午前9時頃まで。潮汐状況に関しては、ここでは下げ潮よりも上げ潮の方が好潮となります。
コノシロ釣りの有望ポイント
通常コノシロの狙い場となるのは新埠頭の港内側岸壁(P2)とその対岸の北埠頭の港内側岸壁(P5)。この2つの狙い場で均等に釣れることは少なく、どちらか片方に寄っていることが多いようです。新埠頭港内側岸壁では、赤灯台堤防(P3)の根元から港外方向に向かって20メートルほどの範囲がコノシロの集まりやすい場所となっています。北埠頭では外堤防(P6)の根元から、港奥部の船溜りの短堤防までの範囲が狙い場となります。






【米ノ津港のコノシロ釣りポイントのマップ】 2つの有望ポイントについて解説。米ノ津港のコノシロのポイントは数日ごとに変化します。狙いポイントは岸壁の沖合約20メートルの所です。
コノシロ釣りの釣り方
狙い目は岸壁から沖へ20メートル前後。ウキを使った「上カゴ式」の投げサビキ釣りで広く探るのが一般的です。
【タックル・仕掛け】
● ロッド:遠投竿、サーフロッド、万能竿など、オモリ負荷が適合するリール竿。● リール:2500~3000番のスピニングリール。● サビキ仕掛け:市販のアジ子用やママカリ用(5号前後)で十分楽しめます。スキンの色は「白」を基本に、曇天や濁りがある時は「ピンク」への交換が効果的です。


【米ノ津港のコノシロ狙いの標準的なサビキ仕掛け】 群れが大きい時は、追い食いを狙える少し太めのハリスが安心です。
【攻略のポイント】
● タナ取り:ウキ下2ヒロ(約3m)からスタートし、アタリがなければ上下に調整してその日の「食いダナ」を早く見つけるのが釣果を伸ばすコツです。
● マキ餌:アミエビをベースに、パン粉や集魚剤を混ぜたものを使用します。
● 取り込みの注意点:コノシロは口が弱く、抜き上げ時にバラしやすい魚です。「25cm級の数釣りが楽しめるため、口切れに注意して丁寧に取り込みましょう」。
● お土産としての処理:コノシロは鮮度が落ちやすいため、「釣れたらすぐに氷水で冷やすのが美味しく持ち帰るコツ
コラム:春の米ノ津港はコノシロの産卵場?――浮遊卵から探る産卵場所
米ノ津港では、春になると良型のコノシロがまとまって港内に入り、岸壁に多くの釣り人が並ぶことがあります。この時期に釣れるコノシロには腹の大きく膨らんだ個体も見られ、産卵期の魚であることがうかがえます。
コノシロの産卵期には地域差がありますが、春から初夏がその中心です。九州の筑後川に関する資料では4~5月ごろが産卵期とされ、米ノ津港でコノシロがよく釣れる時期とも重なります。また、産卵期には汽水域へ回遊することが知られ、内湾の浅場や河口域も産卵場所として利用されます。米ノ津港が米ノ津川の河口に隣接し、八代海に面していることを考えると、こうした環境にも共通する点があり、米ノ津港内やその周辺でコノシロが産卵している可能性も考えられます。
では、米ノ津港が実際にコノシロの産卵場なのか、どのようにして確かめるのでしょうか。その重要な手掛かりとなるのがコノシロの卵です。
コノシロは岩や海藻などに卵を産み付けるのではなく、水中へ直径約1.5mmの「浮遊卵」を産みます。産卵は夕方から夜間に行われ、産み出された卵は海中を漂いながら2~3日ほどで孵化します。
こうした浮遊卵を調べることで、実際の産卵場を探ることができます。海中から採集されたコノシロの卵の分布や出現時期を調査することで、どの海域で、いつ産卵が行われているのかを推定する手掛かりになります。しかし、米ノ津港周辺ではこうした調査を行った資料が確認できないため、現時点で米ノ津港をコノシロの産卵場と断定することはできません。
毎年春になると港内へ入ってくるコノシロたちは、いったいどこで卵を産んでいるのでしょうか。もしかすると、釣り人が竿を並べる岸壁のすぐ沖でも、夜になるとコノシロの産卵が行われ、小さな卵が海中を漂っているのかもしれません。
※産卵期の親魚が多数集まっていても、その場所で実際に産卵しているとは限りません。港内に集まった後、米ノ津川河口や港外の浅場などへ移動して産卵する可能性もあります。また、コノシロの卵は海中を漂う浮遊卵のため、卵が見つかった場所と実際の産卵場所が一致するとも限りません。
コラム:釣った後の楽しみ!コノシロの美味しい食べ方
良型のコノシロは、独特の旨味があり、適切に料理することで絶品の酒の肴やおかずになります。そのまま刺身のように切って食べるほか、「コノシロの姿寿司」にするのも鹿児島らしい楽しみ方です。
定番中の定番!「コノシロの酢締め」
コノシロは小骨が多い魚ですが、酢で締めることで骨が柔らかくなり、気にならずに食べられるようになります。
1. 下処理:鱗を取り、頭と内臓を落として三枚に下ろします。
2. 塩締め:身の両面にたっぷりと塩を振り、30分〜1時間ほど置きます(身を引き締め、臭みを抜きます)。
3. 酢締め:塩を水で洗い流し、水分をよく拭き取った後、酢(砂糖や昆布を少量加えた合わせ酢がおすすめ)に浸します。
4. 熟成:30分から数時間、お好みで漬け込めば完成。一晩置くとさらに味が馴染みます。
酢のチカラで小骨も柔らか。米ノ津港で釣れた新鮮なコノシロで作る、旨味たっぷりの自家製酢締め。
その他の美味しい食べ方
● 塩焼き:鮮度の良いものは塩焼きも絶品。細かく隠し包丁を入れることで、小骨を気にせず香ばしく味わえます。
● 唐揚げ(南蛮漬け):小さめの個体や数が多い時は、じっくり揚げて南蛮漬けに。野菜と一緒にさっぱりといただけます。
米ノ津港のチヌ
チヌ釣りの有望ポイント
● 【P1】新埠頭:先端部:海底は砂地。水深のある北東部が有望で、狙い目は岸壁から7m先の「敷石の際」。撒き餌で浮かせて釣るのがコツです(タナ約3m目安)。
● 【P2】新埠頭:港内側岸壁:水深約12m。大型船のために掘り下げられた深場は、「冬の寒チヌ」の絶好ポイント。感度の高い棒ウキや水中ウキで、底潮をタイトに狙うのが勝利の鍵です。
● 【P3】赤灯台堤防:テトラの終端から先端がメイン。港口側の海底にある「えぐれ」はチヌが付きやすい一等地です。高比重の撒き餌で底にしっかりポイントを作り、タナは竿1本分(約5m)を目安に底層を探ります。
● 中埠頭:ウキフカセ釣りで狙うチヌで、一年を通して狙うことができます。
● 【P4】中埠頭南側の船溜り:堤防間が狙い目。餌釣りのほか、ルアー釣り(チニング)も可能。PE1号前後の少し強めのタックルで、ボトムを意識した釣りが期待できます。
【P5・P6】北埠頭エリア:本格化は「乗っ込み(春)」以降。P5は「下げ潮・中潮」が強く、潮位が下がれば外堤防(P6)へ移動するのがセオリー。港外側は一帯が好ポイントです。
米ノ津港の深場を攻略する「チヌ・ウキフカセ仕掛け」の決定版
【タックル例】
● ロッド:チヌ竿 1号 5.3m(操作性と食い込みを重視)
● リール:2500番クラスのスピニングリール(レバーブレーキ付なら尚可)
【仕掛け例】
● 道糸:ナイロン 2号
● ウキ:棒ウキ 2号(深場を素早く攻めるため)
● 水中ウキ:-2号(潮受けを良くし、仕掛けを安定させる)
● ハリス:フロロカーボン 1号〜1.2号(1ヒロ半〜2ヒロ)
● 針:チヌ針 2号(状況に応じ1〜3号を使い分け)


米ノ津港新埠頭港内側岸壁のチヌ狙いのウキフカセ釣り仕掛け図。ここでは、「水深が12mと深い場所」や「二枚潮になりやすい場所」を攻める様な仕掛けが効果的です。
棒ウキ「2号」と「水中ウキ」の組み合わせ
新埠頭港内側岸壁の水深12mを攻める場合、2号という重めの設定は「一気に底まで沈める」のに非常に有利です。水深5m前後のテトラ際(P1)などを狙う場合は、もう少し軽い「0.5号〜1号」程度の方が食い込みが良くなります。
チヌ釣りの付け餌と撒き餌
ウキフカセ釣りで米ノ津港のチヌを狙うなら、付け餌にはオキアミ生のM~Lサイズや練り餌などが有望です。初夏頃には生きエビが好餌となることもあります。撒き餌はチヌ用の集魚剤やオキアミをベースに、押しムギサナギ粉などを混ぜ合わせた物を使用したります。エサ取りが多い時は、練り餌やハードタイプのオキアミを用意しておくと安心です。
米ノ津港のスズキ
米ノ津港は、一級河川「米ノ津川」が隣接しているため、ベイト(餌となる小魚)が豊富で、年間を通してスズキ(シーバス)の回遊が期待できる絶好のフィールドです。時折、強いサラシや荒天時にはヒラスズキが顔を見せることもあります。
スズキ釣りの有望ポイント
●【P1・P2】新埠頭 岸壁の角部(P1との境目付近)が特等席です。潮が当たるこの角付近にはベイトが溜まりやすく、スズキの回遊が集中します。
●【P6】北埠頭:外堤防 堤防先端の沖合や、港外側が良型の実績ポイントです。足元にイワシなどの小魚が打ち上げられている時は大チャンス。付近を良型が回遊している可能性が非常に高いため、集中して狙いましょう。
スズキ釣りの季節と攻略法
● 春〜初夏の数釣り:晩春から初夏にかけては、朝マズメにセイゴ級の数釣りが楽しめます。この時期はアジングタックルを流用したライトゲームも効果的で、手軽にスズキの引きを味わえます。
● ベイトフィッシュの存在:海面にナブラが立っている時やベイトの気配が濃厚な状況では、ミノーを通すのが最も効率的です。マッチ・ザ・ベイトを意識して、小魚のサイズに合わせたルアーを選びましょう。
スズキ釣りのタックル
米ノ津港は足場が高く、時に大型がヒットするため、パワーと取り回しの良さを兼ね備えたタックルが求められます。5m以上のランディングネット(タモ網)」は必須アイテムとなります。
【タックル構成例】
● ロッド:シーバスロッド 8.6ft 〜 9.6ft(ML〜Mクラス) 河口の遠投から、埠頭の際(キワ)狙いまで幅広く対応できる長さが理想です。
● リール:3000番クラスのスピニングリールハイギヤ(HG)タイプを選ぶと、ルアーの回収やラインスラッグの処理がスムーズです。
● ライン:PEライン 0.8号 〜 1.2号 米ノ津川の河口を狙う際は、流れの抵抗を抑えるために0.8号〜1号が使いやすいです。
● リーダー:フロロカーボン 16lb 〜 20lb(4号〜5号) 1.5m前後 埠頭の壁際やテトラに擦れるリスクを考え、やや太めを選択すると安心です。
【おすすめのルアーと戦略】
● ミノー(9cm〜12cm):最も汎用性が高く、朝夕のマズメ時に広範囲を探るのに適しています。
● バイブレーション・鉄板系:日中の深い層や、遠くの潮目を狙う際に有効です。米ノ津港の深い岸壁際(P2など)を縦に探るのにも重宝します。
● シンキングペンシル:バチ抜けシーズン(春先)や、警戒心の強い大型個体を静かに狙いたい時に効果的です。
米ノ津港のカサゴ
米ノ津港では、港口から港奥の船溜まりまでほぼ全域がカサゴの狙い場となります。ファミリーフィッシングから本格派まで楽しめるターゲットです。






北埠頭の港外側テトラ帯で釣り上げられたカサゴ
カサゴ釣りの有望ポイントと狙い方






【米ノ津港のカサゴ釣りポイントのマップ】
【有望ポイント】
● P2:新埠頭の港内側岸壁
● P3:赤灯台堤防のテトラ帯
● P4:中埠頭南側の船溜り
● P6:北埠頭:外堤防
【狙い方】
● 岸壁(P2, P4):岸壁沿いに潜むカサゴを狙います。ここの岸壁には側面に「凹み(スリット)」があるため、底だけでなく、中層付近まで丁寧に探るのがコツ。船溜まりでは、船の陰などのシェード(日陰)に良型が潜んでいることもあります。
● テトラ帯(P3, P6):テトラ帯はカサゴにとって最高の隠れ家です。穴釣りでテトラの隙間をダイレクトに狙うのが効果的です。
【釣り方とエサ】
● 餌釣り:キビナゴの切り身やサバの短冊などを使った「ミャク釣り」が手軽で確実です。
● ルアー釣り:ソフトワームを使った「根魚ゲーム(ロックフィッシュ)」も人気。ジグヘッドやテキサスリグで底をトントンと叩くように誘います。
米ノ津港で狙えるその他のターゲット
アオリイカ・コウイカ
エギングでの狙い場は、新埠頭(P2)の先端部付近と北埠頭のテトラ帯(P6)が二大ポイントです。
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アジ
アジ子は港内全域で狙えますが、特に新埠頭先端の三角ゾーン(P1)や各埠頭の港内側(P2・P5)が有望。手軽な延べ竿でのサビキ釣りも楽しめます。
良型狙い
夏季、北埠頭外堤防(P6)の港外側に30cm級が回遊します。沖合40m付近の潮目を遠投カゴやルアーで狙うのがおすすめ。夜釣りがベストですが日中もチャンスあり。
フラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチ)
北埠頭外堤防(P6)の港内側、特に中間地点付近が有望です。春先にイワシなどの小魚(ベイト)が入ってきたタイミングが特に有望。メタルジグやスピンテールジグで底付近を探りましょう。マゴチは底に張り付いている魚なので、スピンテールジグを使う際は「底を叩きすぎず、かつ浮かせすぎない絶妙なレンジキープ」がキモになります。
豆知識:「堤防の根元付近」は、意外と釣り人が見落としがちなポイントですが、マゴチのような砂地を好む魚にとっては格好の潜み場所となっています。
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タチウオ・サワラ
● タチウオ:
秋ごろがベストシーズン。北埠頭外堤防(P6)の先端部やテトラ沖、新埠頭の先端部付近(P1)や港内側岸壁(P2)などがポイント。北埠頭外堤防のテトラ帯では、沖合30m付近が狙い目です。狙い方はルアー(ワインド)が一般的です。
● サワラ:
春頃、北埠頭のテトラ帯(P6)沖に回遊が見られることがあります。
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メジナ
北埠頭外堤防(P6)がメインフィールド。梅雨時期には、堤防先端の港内側で「足の裏サイズ(25〜30cm前後)」の数釣りが楽しめます。
キジハタ
キジハタは、鹿児島では「アコウ」とも呼ばれるハタ科の根魚です。岩礁帯や堤防の敷石、テトラなど障害物の多い場所を好み、小魚やエビ、カニなどを捕食します。米ノ津港でも釣果が確認されており、特に夏から秋にかけて狙いたい魚です。
米ノ津港では、北埠頭外堤防の港外側に続くテトラ帯でルアーによる釣果が確認されています。テトラの際や隙間、その周辺の海底などをワームやメタルジグで探るのが基本です。ヒットすると根やテトラへ潜ろうとするため、掛けた後はできるだけ早く障害物から離すようにするとよいでしょう。
【狙いやすい時期】:夏~秋
【主なポイント】:北埠頭外堤防のテトラ帯
【主な釣り方】:ルアー釣り(ワーム、メタルジグなど)、穴釣り
ヒラ(有明ターポン)
ヒラは、銀白色の細長い体をしたニシン目の魚で、有明海や八代海など九州西岸でも見られます。体は左右に強く平たく、下あごが大きく突き出しているのが特徴で、大きなものでは全長50~60cmほどに成長します。沿岸の表層から中層を群れで泳ぎ、河口などの汽水域に入ることもあります。
九州の釣り人の間では「有明ターポン」とも呼ばれていますが、海外の大型魚として知られるターポンや、日本にも分布するイセゴイとは別の魚です。小魚などを捕食する魚食性の強い魚で、ルアー釣りのターゲットにもなっています。
米ノ津港でもヒラの釣果が確認されており、夏から秋にかけて狙うことができます。小魚を追っているときには水面付近でボイルすることもあり、ミノーやバイブレーション、メタルジグなどのルアーで狙えます。北埠頭の外堤防など、港外に面した場所もチェックしてみるとよいでしょう。
食用にもなる魚ですが、身の中に非常に多くの小骨があるため、食べる場合はハモのように細かく「骨切り」して調理されます。
【狙いやすい時期】:夏~秋
【主な釣り方】:ルアー釣り(ミノー、バイブレーション、メタルジグなど)
米ノ津港で釣りをする際の注意事項
米ノ津港は、港内の岸壁を中心に比較的足場の良い釣り場ですが、北埠頭の外堤防や赤灯台堤防などには足場の悪いテトラ帯もあります。また、現在利用できる場所でも、港湾作業や工事などによって状況が変わる可能性があります。安全に釣りを楽しみ、釣り場を将来に残していくためにも、以下の点に注意してください。
1. テトラ帯では無理をしない
北埠頭の外堤防や赤灯台堤防などのテトラ帯は、港内の岸壁に比べて足場が悪く、転倒や落水の危険があります。特に雨天時や波しぶきで濡れたテトラは滑りやすいため、無理に入らず、自分の技量や当日の海況に合わせて釣り場を選びましょう。
2. ライフジャケットを着用する
足場の悪いテトラ帯はもちろん、フラットな岸壁でも落水の可能性はあります。万一に備えてライフジャケットを着用し、夜間の釣行ではヘッドライトなどの照明も準備しておきましょう。
3. 漁業・港湾作業を優先する
米ノ津港は釣り専用の施設ではなく、漁業や港湾作業が行われている現役の港です。漁船の出入りや荷役作業の妨げになる場所では釣りを控え、係留ロープや漁具、作業車両などにも十分注意してください。
4. 駐車場所に注意する
港内では、漁業関係者や作業車両の通行を妨げない場所に駐車してください。岸壁付近に十分なスペースがあっても、作業場所や車両の転回場所として使用されることがあります。現地に駐車禁止などの表示がある場合は、その指示に従ってください。
5. 立入禁止の表示や現地の規制に従う
現在、米ノ津港で釣り禁止と明示されたエリアは確認できていませんが、港湾施設の利用状況や工事などによって規制が変更される場合があります。立入禁止の看板やフェンスが設置されている場所には入らず、現地の案内や港湾関係者の指示に従ってください。
6. ゴミや釣り糸を残さない
使用済みの仕掛けや釣り糸、エサの容器などは必ず持ち帰りましょう。サビキ釣りなどで撒き餌を使用した場合は、岸壁に残った餌を洗い流すなど、釣り場を汚さないよう配慮してください。
釣り場を将来に残すために
港での釣りは、漁業関係者や港湾関係者、地域の方々の理解があって成り立っています。ゴミの放置や迷惑駐車、漁業・港湾作業の妨害、立入禁止区域への侵入など、一部の釣り人による迷惑行為が重なれば、それまで釣りができていた場所でも、釣り禁止や立入禁止といった規制につながる可能性があります。
「自分一人くらいなら大丈夫」という行動が、釣り場そのものを失う原因になりかねません。米ノ津港でこれからも釣りを楽しめるよう、現地のルールを守り、ゴミを残さず、港を利用する方々への配慮を忘れないようにしましょう。
釣り禁止・立入禁止等の情報
現在、米ノ津港について、港全体や特定の釣りポイントを釣り禁止とする公的な情報は確認できていません。
ただし、港湾施設の利用状況や工事などにより、立入りや釣りが制限される場合があります。現地に立入禁止・釣り禁止の看板やフェンスなどが設置されている場合は、必ずその指示に従ってください。また、漁業関係者や港湾関係者から指示があった場合も、それに従いましょう。
なお、釣りができる場所であっても、魚種や大きさ、採捕時期、使用できる漁具・漁法などについては、鹿児島県漁業調整規則や海区漁業調整委員会の指示などによる規制があります。釣行前には最新の情報を確認してください。
以下は2026年10月2日現在に確認した情報です。釣りができる場所であっても、魚種や大きさ、採捕時期、漁具・漁法などには規制があります。米ノ津港を含む鹿児島海区では、全長25cm以下のヒラメは採捕禁止となっています。また、ニホンウナギは全長21cm以下が年間を通して採捕禁止で、21cmを超える個体についても10月1日から翌年2月末まで採捕禁止です。
一般の釣り人が海面で使用できる漁具・漁法にも制限があります。また、イセエビや貝類、海藻類などには採捕時期や大きさの制限、漁業権などが関係する場合があり、自由に採捕できるとは限りません。規制内容は今後変更される可能性があるため、釣行前には鹿児島県が公表する最新の情報を確認してください。
周辺の釣具店・コンビニ
釣具店
● 田中釣具店
米ノ津港の港湾奥の岸壁に隣接する釣具店です。
住所:鹿児島県出水市米ノ津町53-17
電話:0996-67-0040
地図:Googleマップで田中釣具店を表示
● A-Zあくね
阿久根市にある24時間・年中無休の大型スーパーセンターで、釣具コーナーがあります。仕掛けやルアー、エギ、釣りエサなどを扱っており、通常の釣具店が営業していない深夜や早朝に釣具を調達したい場合に便利です。食料や飲み物なども一緒に購入できます。
住所:鹿児島県阿久根市赤瀬川2210
電話:0996-72-2500
営業時間:24時間・年中無休
地図:GoogleマップでA-Zあくねを表示
● 釣具スーパーアオキ
阿久根市折口にある釣具専門店です。早朝から営業しているため、朝マズメの釣行前にエサや仕掛け、ルアーなどを専門店で購入したい場合の選択肢になります。営業時間は季節や曜日などによって変更される可能性があるため、利用前に最新の営業情報を確認してください。
住所:鹿児島県阿久根市折口3555-1
電話:0996-75-2760
地図:Googleマップで釣具スーパーアオキを表示
※店舗の営業時間や取扱商品は変更される場合があります。特に釣りエサなど特定の商品が必要な場合は、事前に店舗へ確認することをおすすめします。
コンビニ
● ファミリーマート 出水米ノ津港店
米ノ津港の近くにある24時間営業のコンビニです。飲み物や食料、氷などを釣行前に調達するのに便利です。
住所:鹿児島県出水市米ノ津町43-23
地図:Googleマップで表示
● ローソン 出水米ノ津店
米ノ津港周辺にある24時間営業のコンビニです。
住所:鹿児島県出水市米ノ津町42-30
地図:Googleマップで表示
● セブン-イレブン 出水米ノ津町店
米ノ津港周辺にある24時間営業のコンビニです。
住所:鹿児島県出水市米ノ津町39-34
地図:Googleマップで表示
※店舗情報・営業時間は2026年10月2日現在に確認した情報です。営業時間や営業状況は変更される場合があります。
アクセス
米ノ津港は鹿児島県出水市米ノ津町にあり、国道3号から海側へ入った場所に位置しています。車でアクセスしやすく、出水市街地や阿久根方面からも国道3号を利用して向かうことができます。
車でのアクセス
国道3号の米ノ津町周辺から港方面へ入り、数分で米ノ津港に到着します。港内には車で入れる岸壁が多くありますが、漁業関係者や作業車両の通行・作業を妨げない場所に駐車してください。
公共交通機関でのアクセス
最寄り駅は肥薩おれんじ鉄道の米ノ津駅です。駅から米ノ津港までは徒歩でもアクセスできます。ただし、米ノ津港は広いため、北埠頭や各堤防など目的の釣りポイントによって移動距離が変わります。
遠征釣行に役立つ周辺情報
米ノ津港へ遠征する場合、出水市内には釣行後に利用できる温泉や、正式に車中泊ができるRVパークがあります。また、国道3号沿いには24時間利用できる駐車場やトイレを備えた道の駅もあり、長距離運転の途中で休憩や仮眠を取ることができます。
天然温泉ぬくもりの湯
出水市明神町にある天然温泉で、米ノ津港から近く、釣行後の入浴に便利です。大浴場や露天風呂があり、宿泊施設も併設されています。米ノ津港・新埠頭からは約3km、車で約5~7分が目安です。
● 所在地:鹿児島県出水市明神町1744-1
● 温泉営業時間:8:00~21:00(最終受付20:30)
● 定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
● 入浴料:大人420円
● 駐車場:あり
● 天然温泉ぬくもりの湯 公式サイト
RVパーク 醸造屋敷ふじもと
出水市中心部にある、正式に車中泊ができるRVパークです。24時間利用できるトイレのほか、電源、水道、ゴミ処理設備などが用意されています。夜間に出水へ到着して翌朝から米ノ津港で釣りをする場合や、連日の釣行を予定している場合の宿泊場所として利用できます。米ノ津港・新埠頭からは約7km、車で約12~15分が目安です。
● 所在地:鹿児島県出水市本町10-33
● 車中泊:可(RVパーク・有料)
● 料金:1泊2,700円~/1台
● 利用可能台数:3台
● 24時間利用可能なトイレ:あり
● 電源・水道・ゴミ処理設備:あり
● RVパーク 醸造屋敷ふじもと(RV-Park.jp)
道の駅みなまたでの休憩・仮眠
長距離運転の途中で休憩する場合は、米ノ津港の北側、熊本県水俣市の国道3号沿いにある「道の駅みなまた」も利用できます。普通車180台、大型車13台分の駐車場があり、24時間利用できる駐車場やトイレが整備されています。米ノ津港・新埠頭からは約15km、車で約20~25分が目安です。
道の駅はドライバーのための休憩施設であり、交通事故防止や疲労回復を目的として車内で仮眠することはできます。一方、宿泊を目的とした長時間の滞在やキャンプ行為を行う場所ではありません。車中泊を目的とする場合は、上記のRVパークなど専用施設を利用しましょう。
● 所在地:熊本県水俣市月浦54-162
● 駐車場:普通車180台・大型車13台
● 駐車場・トイレ:24時間利用可
● 道の駅みなまた(国土交通省 九州地方整備局)
※掲載している営業時間・料金・設備・利用条件などは、2026年10月4日時点で確認した情報です。今後変更される場合がありますので、利用前に各施設の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。米ノ津港からの距離・所要時間は新埠頭を起点としたおおよその目安で、利用する道路や交通状況によって異なります。
釣果状況
2021年12月9日の釣果
北埠頭(P6)で、40cmクラスのチヌが5匹、キチヌが2匹釣れています。
2016年08月30日の状況
● コノシロ:新埠頭の港内側岸壁や北埠頭の港内側岸壁では。コノシロの堅調な釣果が継続中です。例年の釣果状況から推察すると、今年も9月頃までは狙えそうです。
● チヌ:散発的な釣果状況ながらも平均はサイズ20~30cm。時々は40~50cm級も釣れています。釣果には日ムラ、人ムラもありますがそこそこに楽しめる状況です。
● アジ子:周辺の他の釣り場と同じ様に米ノ津港でもかなり低調です。このまま本格的な釣果状況を見ることもなく今シーズンを終わる可能性も出て来ています。
2015年06月の状況
● コノシロ・イワシ子:米ノ津港では北埠頭の岸壁(P5)などでのサビキ釣りでコノシロの好釣果状況が多く見られるようになって来ています。サビキ釣りでは、イワシ子も堅調です。
● メジナ:北埠頭北埠頭の外堤防(P6)の港内側では、散発的に手の平~足の裏級のメジナが釣れています。
2015年04月の状況
● サワラ:北埠頭の長堤防(P6)のテトラ帯沖などにサワラが回遊することも多くなっています。
● スズキ:新埠頭港内側岸壁(P2)では、朝夕のまずめ時にスズキも良く釣れています。
2015年03月の状況
● チヌ:北埠頭の岸壁(P5)ではチヌのメイタ級が釣れています。乗っ込みが始まれば、ここでは40cm級も狙えるようになります。
2014年10月の状況
● チヌ:米ノ津港ではメイタ級のチヌが好調です。赤灯台堤防(P3)の先端部付近ではウキフカセ釣り、港奥の船溜まり(P4)では、チニングが効果的です。
● カサゴ:港奥の船溜まりでは、係留された船の周りで良型カサゴも釣れています。
2014年07月の状況
● アジ:北埠頭外堤防(P6)港外のテトラ帯では、30cm級のアジが釣れています。狙いポイントはテトラ帯の40mほど沖合いに出来る潮目。ルアーではバイブレーションなどでの釣果が得られています。
2014年06月の状況
● サヨリ:米ノ津港ではサヨリの回遊が見られるようになって来ています。
2014年05月の状況
● コノシロ:先月(4月)に比べると若干少なくなってはいますが依然として堅調に釣れています。
● ダツ:赤灯台堤防(P3)の先端部ではメタルジグでダツが釣れています。
● ヒラメ:北埠頭外堤防(P6)の港内側では、バイブレーションで47cmのヒラメが釣れています。
● メジナ:北埠頭長堤防(P6)の先端部付近では、石ゴカイ餌を使った浮きフカセ釣りで手の平級のメジナが堅調につれています。水温が上昇して、現在は日没後にエサ取り魚も多く見られるようになっています。
● アジ子:埠頭先端部(P1)の角からテトラ帯が始まるまでの間でアジ子が好調。日ごとに港奥部への回遊も多くなり、港内の他の狙い場でも堅調に釣れています。
● チヌ:港内岸壁や北埠頭長堤防先端部付近のテトラでは、散発的、または単発的に30cm前後級のチヌが釣れています。付け餌は生きエビ、条件としては下げ潮時が有望です。今後は、港内岸壁などで夜釣り釣果も期待できそうです。
2014年04月の状況
● コノシロ:新埠頭の港内側岸壁(P2)や北埠頭の港内側岸壁(P5)ではコノシロが好調です。






4月初旬に新埠頭でキャッチした、産卵前の丸々と肥えたコノシロ。網目の粗いスプリングカゴを使った「上カゴ式ウキサビキ」が効果的で、ウキ下2ヒロ前後がヒットポイントでした。
● ボラ:新埠頭の港内側岸壁(P2)では、ボラも好調。太めのハリスを使ってコノシロと同時に狙う人もいます。






朝の米ノ津港新埠頭にて。コノシロに混じって大型のボラも回遊するため、太めのハリスで両方を欲張りに狙うのも一興。強烈な引きに耐える竿のしなりが、米ノ津のポテンシャルを物語ります。
ボラも同時に狙う場合、撒き餌はアミエビとパン粉を主体にアジ用やチヌ用の集魚剤などを加え集魚力を高めます。中層狙いが基本のコノシロに対して、ボラはさらに上の層も狙いダナとなります。






いよいよランディング。米ノ津港の新埠頭は足場から水面まで距離があるため、大型のボラやチヌを狙う際は長めの玉網が必須です。銀色に輝く魚体が水面を割る、最も緊張する瞬間。
● マゴチ:港内にはイワシ子などの小魚もかなり入って来て北埠頭の外堤防(P6)の根元付近の港内側でも良型 マゴチが釣れています。この日マゴチに効果があったのはスピンテイルジグですが、状況次第ではシンキングミノーやメタルジグも有望です。マゴチは底に張り付いている魚なので、スピンテイルの場合は着底させてからゆっくり巻くのがコツです。






北埠頭の外堤防根元付近をスピンテールジグで攻略。ボトム(底)付近を丁寧に通して引き出した、価値あるマゴチの一匹です。広範囲を探れるスピンテールは、米ノ津の砂地エリアを攻めるのに最適なルアーの一つです。
● カサゴ:カサゴは15cm前後級が堅調に釣れています。釣果が目立つのは、新埠頭の港内側岸壁(P2)と北埠頭の外堤防のテトラ帯です。いずれのポイントも3m前後の短竿で際を狙ったエサ釣りの釣果です。






新埠頭港内側の岸壁際を3m前後の短竿で探ると、元気なカサゴたちが応えてくれました。特別な技術がなくても、エサ釣りで足元を丁寧に狙えば、美味しいお土産が手に入るのも米ノ津港の魅力です。
コノシロと一緒にイワシも狙える!
2014年4月1日の米ノ津港では、コノシロに加えてイワシの回遊も活発です。コノシロとイワシは同時に狙うこともできます。
● 仕掛け:コノシロと同じ「アジ子用サビキ」でOK。両方を効率よく狙うなら、小さめのハリ(3〜5号)を選ぶのがコツです。
● マキエ:アミエビ+パン粉に、アジ用集魚剤を加えたものが効果的。
● 楽しみ方:同じポイント・同じ仕掛けで豪華な「二目釣り」が楽しめます。






コノシロの群れを待つ間に、イワシの鈴なりを楽しめるのも春の米ノ津港の醍醐味。イワシ本命なら小さめの6本針仕掛けを準備しておくと、このように効率よく数を伸ばせます。
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参考文献
1.国土交通省 九州地方整備局 筑後川河川事務所「河川・水辺の生物図鑑 魚類 コノシロ」
筑後川に生息するコノシロの生態を紹介した資料。コノシロの産卵期や、産卵期に汽水域へ回遊する生態を確認するための資料として参照しました。
● コノシロは湾内性の魚で、産卵期には汽水域へ回遊すること
● 筑後川では河口付近に多く生息していること
● 産卵期は4~5月ごろで、夕方から夜半にかけて産卵すること
● 河川・水辺の生物図鑑 魚類 コノシロ(国土交通省 九州地方整備局 筑後川河川事務所)
米ノ津港でコノシロがよく釣れる春と、九州におけるコノシロの産卵期が重なることや、産卵期に汽水域を利用する生態を考えるうえで参考となる資料です。
2.国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所「コノシロについて」
コノシロの生息場所、生活サイクル、産卵場所、産卵行動、卵の特徴などをまとめた資料です。コラムで紹介したコノシロの産卵生態について参照しました。
● 産卵期は春~初夏であること
● 内湾の浅瀬や河口域を産卵場所として利用すること
● 日没後に産卵すること
● 卵は直径約1.5mmの浮遊卵であること
● 卵は2~3日ほどで孵化すること
● コノシロについて(国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所)
特に、コノシロが岩や海藻などに卵を産み付ける魚ではなく、海中を漂う浮遊卵を産むことを確認するための資料として参照しました。
3.山本圭吾「大阪湾におけるコノシロ Konosirus punctatus の産卵特性」
大阪湾で1995~2004年に採集されたコノシロ卵について、出現時期や分布、水温・塩分などとの関係を調べた研究です。大阪府水産試験場研究報告 第16号(2006年)に掲載されています。
● 大阪湾におけるコノシロ卵の出現時期は4~8月で、盛期は5~7月であったこと
● 採集された卵の分布から、コノシロの産卵海域を検討していること
● 卵の分布と水温・塩分などの環境条件との関係を調査していること
● コノシロの産卵場所が、親魚の分布や水温・塩分などと関係して変化する可能性が示されていること
● 大阪府水産試験場研究報告 第16号(大阪府立環境農林水産総合研究所)
コラムで説明した「海中から浮遊卵を採集し、その分布や出現時期を調べることで産卵海域を推定する」という考え方を裏付ける中心的な資料です。
4.Kong, L. et al.「Spawning characteristics of the konoshiro gizzard shad in Tokyo and Sagami Bays, central Japan」
東京湾および相模湾におけるコノシロの産卵期、産卵場、卵の分布と水温・塩分などの環境条件との関係を調べた研究です。Fisheries Science, Vol.70, No.1(2004年)に掲載されています。
● 東京湾・相模湾では4~7月に産卵が確認されたこと
● 卵の分布から主要な産卵場とその季節的な移動を調べていること
● 東京湾では主要な産卵場が季節とともに湾外側から湾奥側へ変化したこと
● 産卵場の変化と水温・塩分などの環境条件との関係が確認されたこと
● Spawning characteristics of the konoshiro gizzard shad in Tokyo and Sagami Bays, central Japan(J-STAGE)
産卵期の親魚が集まっているという事実だけでは産卵場所を特定できず、卵の分布や水温・塩分などを合わせて調べる必要があることを考えるうえで参考となる研究です。
